至上の愛 の感想

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参照データ

タイトル至上の愛
発売日2014-10-08
アーティストジョン・コルトレーン
販売元ユニバーサル ミュージック
JANコード4988005843760
Disc 1 :至上の愛 パート1:承認
至上の愛 パート2:決意
至上の愛 パート3:追求
至上の愛 パート4:賛美
カテゴリミュージック » ジャンル別 » ジャズ・フュージョン » モダンジャズ

購入者の感想

近年、『至上の愛』のCDの値段が全体的に高まっている中でこの値段は実に嬉しいしかしレビューを書いている人があまりいないのは残念ですので、書かせていただきます。

『至上の愛』はコルトーレンが『神に捧げる作品』として作られた、"承認" "決意" "追求" "賛美" の組曲形式の作品であり、名実ともにジョン・コルトレーンの最高傑作であります。

音楽的には無調音楽の段階に突入したこともあり、一聴して難解に聴こえる点もあると思いますが、コルトレーンの魂がこれでもかと注ぎ込まれた美しい作品です。

コルトレーンの激しいブロウも聞き所ですが、マッコイ・タイナーの動き回るようなキラキラとしたピアノや、エルヴィン・ジョーンズの繊細かつ躍動感の溢れるドラム、ジミー・ギャリソンの印象的なベース・ラインなど特筆すべき点はたくさんあります。

多くの人を感動させたコルトレーンの最高傑作です。是非聴いてみて、あなたもその世界観に感動してもらいたい。

コルトレーンの代表作として有名な一枚。編成こそ一般的なカルテットですが、四楽章から成る組曲形式等、フィーリングがオーソドックスなジャズとはかなり異なり、まだジャズを聴き慣れてない方は戸惑うかもしれません。ただ、コルトレーンの研究家の方でさえ、この作品の良さがわからないと明言されている程なので、むしろ初心者はわからなくて当たり前なのでは?名盤だからと言って決して無理して聴く必要はありません。ただ、好きな人にとっては、とても感動的な崇高な作品と言えるでしょう。最近はスピリチュアル・ジャズのルーツとして、むしろクラブ方面での評価が高く、有名DJのジャイルス・ピーターソンも一曲目をプレイしています。ただ、このCDは、廉価盤なのであまり文句は言えませんが、アビイ・ロード・スタジオでオリジナル・マスター・テープが新発見される以前に復刻された音源を流用している為、現在出回っている他のCD(RVGリマスタリング盤や輸入盤のORIGINALS等)と比べてマスター・テープの状態の差が目立ち、音質的に明らかに一枚落ちるので、レビューでの評価を下げました。オリジナルのステレオ・ミックスで、リマスタリング自体は良いのですが…。

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