覚えておきたい順 万葉集の名歌 (中経の文庫) の感想

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参照データ

タイトル覚えておきたい順 万葉集の名歌 (中経の文庫)
発売日販売日未定
販売元中経出版
JANコード9784806127079
カテゴリ古典 » 日本の古典 » 古代・中世文学 » 万葉集

購入者の感想

学生時代に習った万葉集を、いま、大人になって改めて感じることができ、よかったです。
わかりやすい本でした。

「古今和歌集」は25年前に買った岩波文庫版を持っていますが、「万葉集」は4500首と数が多いので入門編として2年前に取り寄せてみました。
1円で購入した安い中古本ですが、割と読みやすいので時々パラパラとめくって、ある程度内容が分かったのでレビューを書いてみます。

内容は、
第一章: ぜひとも覚えておきたい万葉の歌 20首
第二章: できれば覚えておきたい万葉の歌 30首
第三章: なるべく覚えておきたい万葉の歌 50首
第四章: クイズ・問題集

―となっています。
2ページごとの見開きで、右側に大きな文字の句が振り仮名付きで掲載され、左側がその解説で、2ページごとの完結なので、気軽にどこでも好きなページから開くことができます。
第一章には国語や歴史の教科書でおなじみの句が並んでいて、たとえば、

三、「あをによし 寧楽(なら)の京師(みやこ)は咲く花の 薫(にお)ふがごとく 今盛りなり」 ―小野 老(おののおゆ)

四、「田子の浦ゆ うち出でて見れば真白にそ 不尽(ふじ)の高嶺に 雪は降りける」 ―山部 赤人(やまべのあかひと)
    (小倉百人一首では「田子の浦に うちいでてみれば 白妙〔しろたへ〕の 富士の高嶺に 雪は降りつつ」)

五、「春過ぎて 夏来たるらし 白たえの 衣乾したり 天の香具山」 ―持統天皇
    (小倉百人一首では「春過ぎて 夏来にけらし しろたえの 衣ほすてふ 天の香具山」)

六、「銀(しろがね)も 金(くがね)も玉も何せむに 勝れる宝 子にしかめやも」 ―山上 憶良(やまのうえのおくら)

十三、「うらうらに 照れる春日(はるひ)に 雲雀(ひばり)あがり 情(こころ)悲しも 独(ひと)りしおもへば」 ―大伴 家持(おおとものやかもち)

―などがあります。
4500首ほどある中から100首を選んでいるので、選者の好みが反映されるのは仕方の無いことですが、入門編として最初の20首でも覚えておけば、試験に出ても困らないといったところでしょうか。

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