KURE [ 呉工業 ] クレポリメイトナチュラル (250ｍｌ) 保護ツヤ出し剤[ 品番 ] 1349 の感想

車の運転席側の内張り、シートベルト前方に、引っ掻いたというより「硬いものが当たった」感じの傷が数点発生していることに気が付きました。
内張りの素材は少し柔らかく弾力性のある「ウレタン？」系。色は黒なのでなおさら傷は目立ちやすい環境。
徐々に傷が増えてきたため本格的にその原因を調べたところ、「シートベルトを外す際に気を配らないと、内張りに金具が当たりながら巻き取られるから」という事が判明。
色々と手を尽くしましたがたどり着いたのが「ポリメイトナチュラル」で手入れをする事でした。非シリコン系の内張りメンテナンス剤だと傷は殆ど消えません。シリコンが含まれている方が、ふき取って乾いた後でも傷が目立たない。（あくまで目立たなくなる、という事です）
という訳で、同じような状況の方は一度お試しあれ。

おそらくこんな使い方をしている人はいないと思いますが・・・

スピーカーのエッジの経年劣化による硬化を防止できます。

綿棒などに付けて軽く叩くようにしてなじませて、ティッシュなどで拭き上げます。

色合いも回復しますし、凄いのは初期のスピーカー性能が戻ってくるところです。

明らかに低音が回復します

余ったら捨てずに利用すると意外と使えます。

基本、ダッシュボードに使い、内部のプラスチック部分にも使っています。
プラスチックが蘇る感じがする商品。
ナチュラルとクリアの差は若干であるようには感じています。

ただ、ダッシュボードに模様がある場合がありますよね。（革のしぼり模様的なもの）
こういう場合、艶消しな雰囲気ですが、いくらナチュラルと言っても艶ありの印象には
なります。
場所によっては艶が強すぎる事もあるので
そういう場合、ナチュラルを布に染み込ませてふき、そして、その上に乾いた布でふいたり
水で硬くしぼった布で、ふいて、艶加減を調整しています。
なので、このような工程をするので、クリアでも良いかな？とも思います。
こうすれば、新品のようになるので、必需品ではあります。

他、使えそうな合皮とかに使用して新品に戻るものもあります。

旧ポリメイトやアーマオール、現行クリアが概してツルッツル・テッカテカ・ジットリ路線なのにほぼ真逆の仕上がり感を得られる水溶系シリコン・コーティング剤であることが嬉しい。
プラスチック製品に刷り込めば、生地の表面の質感をほぼ残す形で平滑なものは程よく平滑に、梨地は多少シャリ感は増すものの深みのある色調に磨き上げてくれている。よく言えば使い込んで磨きこまれた質感を手早く均等に作り込んでおけるということだろうか。
ラバー素材に付いてしまっても色ムラをほとんど感じさせず触感にもほとんど影響が出ない（クリアタイプのような滑りすぎて掴めないほどではないが確かに滑りやすくはなる）。透明な素材に塗りこむと光沢は放つが反射が減り光学レンズのコーティングのように素材の奥をそのまま透過させて深みのある透明感がプラスチィックの安物感を奪い取ってくれるようだ。
で、お勧めの使用対象だが、家電のリモコン各種、ガラスカバーではない置時計の表示部（もちろん全体でもいいのだろうが）、エンプラ製のデジ一眼のガラスと保護シート以外、100均のプラ・フォトフレームの透明シートの裏表。もちろんクルマのダッシュボードも。
もちろんクリア・タイプもそれなりの使い勝手はあるもので、安手のプラケースの外付けHDDに塗りこんだ所、チョッと見は高級外車のピアノフィニッシュらしくなったりはするし、すべりの良さから扇風機の羽に塗りこむと気流の剥離がうまく行くのか風切り音が減ったりはする。
ただ、滑って危険があるもの、染込んだ日にはムラになって変色変質を供なわない限り、何にでも使えて表面の保護と変質を守れそうな分ナチュラルの方が使いやすそうであろう。