アウトプットに必要な基本英文法 の感想

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参照データ

タイトルアウトプットに必要な基本英文法
発売日販売日未定
製作者ジェームス・バーダマン
販売元研究社
JANコード9784327452674
カテゴリジャンル別 » 語学・辞事典・年鑑 » 英語 » 英文法・語法

購入者の感想

英会話や英作文などにおいて、日本人が混乱しやすい表現や
微妙なニュアンスなどを解説した本。

ひと通りの文法や単語を学び、
英会話にも少しずつチャレンジしているような英語中級者に対して
文法的には正しいけれどネイティブには違和感のある表現や
同じ意味だと習ったけれど実はニュアンスが異なる英文など、
実際に英語を使っていくときに注意すべき細かいポイントが紹介されている。

comeとgoの違いやwillとbe going toの使い分け、
直接話法と間接話法で変化する点など
ついうやむやにしてしまいがちな部分がしっかりと判断できるようになる。

「英語と仲直りできる本」に似たようなポジションの本で、
英語で正確に自分の意図を伝えるためのレベルアップを目指す人向け。

有志の勉強会に使う教材を物色しているところに、ちょうどいいタイミングで出版された本書を買ってみました。
ちなみに教材選択の条件として重視していたのは以下の点です:
 1.厚くない
 2.音声DLあり
 3.リピート練習にほどよい例文
 4.初心者(社会人のやり直し)レベルで学習効果が期待できる
そういうわけで、あくまで自分より他のメンバーにとっての学習しやすさを優先して選んだものです。

タイトルは「基本」英文法ですが、見かけより少し奥は深いようです。
日本人がついつい躓く定番の文法項目を広く(浅く)取り上げて解説するというスタイルになっているからです。
そういった目的からして文法項目の網羅性は求められませんが、結果としてわりと幅広い項目が含まれてはいるようです。
とはいえ、文法学習用の教材としては、さらっと浅い感じは否めません。
各項目の趣旨をしっかり意識して練習すれば効果も期待できるでしょうが、軽く流せば上滑りで何も残らないかもしれません。
中学英語レベルの人にはハードルは高そうですが、例文自体は平易なので、その人なりの消化はできるのではないかと思います。

音声は文法項目別のトラックになっているので、例文ごとの反復には向いていません。
(自分で学習する分にはまあいいとして、勉強会用としては少々不便)

内容はさらっとしているので、自己学習なら反復練習しながらでも3〜4日で終わってしまいます。
自分の勉強になるとは初めから思っていませんでしたが、やはりさらっと終わってしまった感はあります。
ただせっかくなので、勉強会でもう一回おさらいするつもりです。
その際は説明する立場で解説も一旦正確に頭に入れる必要があるので、自分にも多少の勉強になるかもしれません。

やけにかわいいイラストや編集も含め完成度は高く、著者二人の長年のノウハウが詰まった良書だと思いますよ。
ところで今頃気付いたのですが、ページ数を考えると値段が微妙に高めですね。100円か200円低めに設定した方がより売れるような気がします。

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