ライプニッツ (ヤングキングコミックス) の感想

かつて貪るように読み漁った愛すべきSF小説たち。
それらは再構築されビジュアルとして再び我々の目の前に現れる。
何度でも。

本作はそういったものの良質な１つではないだろうか。
あぁ…これは「宇宙船ビーグル号の冒険」か、と読後にふと思いついて合点した。
純粋にジュブナイルとしてお勧めするのにはちょっと抵抗があるが、まぁ、これくらいはラノベ体験している青少年には問題ない表現だろう。
こういった作品を切っ掛けにSF小説が大きく広がりだした頃の作品（今では古典扱いだが）に興味を抱いていただけると嬉しい。
宇宙船ビーグル号-ハヤカワ文庫-SF-291-A-E-ヴァン・ヴォクト
⇒ 創元社版もある 宇宙船ビーグル号の冒険-創元SF文庫-A・E・ヴァン・ヴォークト

この作品の雰囲気が気に入った方は、同作者の「水惑星年代記」シリーズも気に入っていただけると思う。
水惑星年代記 (ヤングキングコミックス)