プログラマが知るべき97のこと の感想

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参照データ

タイトルプログラマが知るべき97のこと
発売日販売日未定
販売元オライリージャパン
JANコード9784873114798
カテゴリジャンル別 » コンピュータ・IT » プログラミング » ソフトウェア開発・言語

購入者の感想

この本はねぇ、「ひとりぼっちのプログラマ」にぜひ読んで欲しいなぁ。

ここでいう「ひとりぼっち」にはふたつの意味があって、ひとつは「ひとりでがんばっているプログラマ」。

Twitterやブログを読んでいると、仕事でいろんなことにチャレンジしたり、業務を改善したりしたいと思っているのに、職場の文化が壁になったり、上司の理解が得られなくて歯がゆい思いをしている若いプログラマの叫びが、それはもう、かなり頻繁に聞こえてくる。10年前ならいざしらず、今ならさっさと転職してしまうのが正しい道だろうけど、そうもいかない事情を抱えている、でも現状をなんとかしたい……そう感じているひとりぼっちのプログラマにとって、本書はいい味方になってくれると思う。というか、モチベーションを失って旧弊な企業文化に飲み込まれるまえに読むべき。

本書にエッセイを寄せている数十人のベテランプログラマたちは、おそらく今は恵まれた環境で仕事をしていると思うけれど、けっこうな人数が若い頃の失敗や挫折についてかなり赤裸々に語っている。そうそう、あちこちに「達人プログラマ」への言及も目立つのも特徴的。彼らとて、Daveら「達人」に憧れて、失敗を繰り返しながら今の地位にのぼりつめ、達人の一人になったんだよね。

我々日本人からすると青々とした芝生に見えていた英語圏のプログラマたちだって、さまざまな壁にひとりぼっちで立ち向かわなければいけなかった時はあるし、それでも「達人プログラマ」を目標に歯を食いしばって努力を続けたから、英語圏を代表する数十人のプログラマの一人としてエッセイを書くまでになれたのだ。

エッセイの内容は「えっ」と思うほど初歩的なことも多い。でも彼らがそこに至るまでには、きっとひとりでがんばっている時期があって、それが血となり肉となっているから、どんなに初歩的な内容であってもここに載る価値を持ったのだ。だから、いま、ひとりぼっちでがんばっているプログラマは、同じ境遇の「仲間」と「目標」を得る意味で本書を手に取るといいんじゃないかなぁと思う。

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