ボヴァリー夫人 (河出文庫) の感想
参照データ
タイトル | ボヴァリー夫人 (河出文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | ギュスターヴ・フローベール |
販売元 | 河出書房新社 |
JANコード | 9784309463216 |
カテゴリ | ジャンル別 » 文学・評論 » 文芸作品 » フランス文学 |
購入者の感想
’不朽の傑作’とされる作品だが、主人公エンマの行動があまりにもお粗末で楽しく読むどころか、苛立ちさえ感じた。
特に物語終盤でロドルフに言い寄った場面が強く印象に残っている。具体的には、自分の借金返済のためロドルフに’三千フラン貸してちょうだい’と頼むが、断られるやいなや辺りを見回し金目のものがあることを嫌みタップリに言い、更には自分だったら何でも売って自分で働いて道端で乞食でも何でもすると言ってのける。何て醜い!
冴えない旦那として描かれていた夫シャルルが哀れである。彼は終始一貫して彼女を愛していたのに…。
特に物語終盤でロドルフに言い寄った場面が強く印象に残っている。具体的には、自分の借金返済のためロドルフに’三千フラン貸してちょうだい’と頼むが、断られるやいなや辺りを見回し金目のものがあることを嫌みタップリに言い、更には自分だったら何でも売って自分で働いて道端で乞食でも何でもすると言ってのける。何て醜い!
冴えない旦那として描かれていた夫シャルルが哀れである。彼は終始一貫して彼女を愛していたのに…。
形容詞が長くて、核心に入るのになかなか入らない。状況を余りにも克明に書いてあるので退屈する。