口語訳 即興詩人 の感想

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参照データ

タイトル口語訳 即興詩人
発売日販売日未定
製作者アンデルセン
販売元山川出版社
JANコード9784634150102
カテゴリ文学・評論 » 文芸作品 » 日本文学 » あ行の著者

購入者の感想

この《即興詩人》はアンデルセン原作の
小説ですが、森鴎外が小倉にいる時に
9年の歳月を費やして日本語に翻訳した
ものです。
これは時代的には文語体で書かれている
のですが、安野光雅さんがもっと若い人
にも読んでもらいたいと今回、口語訳に
挑戦して6年の歳月を費やして完成
したものです。

この物語はアントニオという即興詩人が
イタリアを渡り歩きながら恋をしたり、
失恋したり、友人のベルナルドと決別
したりしながら、イタリアの各地の
素晴らしさを描写していきます。
ある意味ではイタリア旅行案内書にも
なっていると思います。

南はソレント、アマルフィ、ナポリ、
そして、ローマ、フィレンツエ、パドヴァ、
ヴェネツイア、北のヴェローナ、ミラノ
などの美しさが詩に謳われるように描写
されます。
出来れば森鴎外の文語体のほうも読んで
ほしいと安野さんはおっしゃっていますが、
本当に私も読みたくなりました。

『無人島に持って行くなら
この《即興詩人》を持って行く』
という人が著名人の中には多く、
安野光雅さん、山田風太郎さん、
小泉信三さんなど多数おられるとか。

この口語訳は簡単に読めますよ。

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