超バカの壁(新潮新書) (新潮新書 (149)) の感想

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タイトル超バカの壁(新潮新書) (新潮新書 (149))
発売日2008-05-23
製作者養老 孟司
販売元新潮社
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購入者の感想

『バカの壁』『死の壁』から続く3部作の位置づけか。
前作を読んでいる必要は全く無い。そもそも、氏が自ら書き下ろしたという
よりは、出版社の担当に話しをして、それをまとめてもらうという形で作っ
ており、書かれている内容は「それは前作でもいっている」というものを平
然と、しれっと「本邦初公開」のように記述しているからである。
大学の学者という視点、解剖という視点、虫好きという視点、趣味を職業に
していない視点、戦争を知っている世代であるという視点…さまざまな視点
からフリーター、ニート、「自分探し」、テロとの戦い、少子化、靖国参拝、
心の傷、男と女、生きがいの喪失等々のテーマについての自論を開示されて
いる。全てに共感する事もないが、「そんな考えもあるのか」という気付き
を促す。自らと異質の考えと触れ、自分の頭で考えること。これがバカの壁
を超えることなのだと痛感する。

養老氏が話した内容を書き起こして出来た本。このため、かなり読みやすいです。著者が認める通り、過去に出版された本と重複する章もありますが、6章:戦争責任の問題、7章:靖国の問題−の章は一読に値するものと思いました。最近、日曜日の討論番組などで、「靖国参拝はYesかNoか」と田原総一郎などが煩く騒ぎ立てるなあ〜と思う方には特にお薦めです。本のタイトルはやや刺激的な感じですが、ニートに対する評価や仕事に対する考え方(1章)は、「けしからん」と騒ぎ立てる大人達や、青い鳥を探し続ける若者に是非読んでもらいたいと思いました。

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