Hiroshima の感想
参照データ
タイトル | Hiroshima |
発売日 | 1989-03-04 |
製作者 | John Hersey |
販売元 | Vintage |
JANコード | 9780679721031 |
カテゴリ | » 洋書 » By Publisher » Random House |
購入者の感想
本書の内容自体は、ヒバクシャからのインタビューに基づき、その体験を記したもので、他の原爆に関する書籍と比べても特別優れているものでは無いと思います。
しかしながら、本書において特筆すべきは、
1)原爆を落とした国の人間が、原爆は戦争の早期解決の糸口となったというような米国側の主張抜きに、淡々と事実や体験を記載したこと。
2)日本ではGHQによるプレスコードがしかれ、ヒバクシャという言葉はおろか、原爆の事実すら詳細に伝えられていない状況で、米国の雑誌NewYokerは一冊まるごと本稿の記載にあて(本書はそれを書籍化したもの)かつ、即日売り切れるくらいの大きな反響を呼んだものであったこと。
だと思います。
従って、当時の状況、本書や元となったNew Yokerの影響、そして、著者のJohn Herseyの功績を知った上で本書を読むと、ジャーナリズムのあり方を考える上で非常に興味深いものとなると思います。
しかしながら、本書において特筆すべきは、
1)原爆を落とした国の人間が、原爆は戦争の早期解決の糸口となったというような米国側の主張抜きに、淡々と事実や体験を記載したこと。
2)日本ではGHQによるプレスコードがしかれ、ヒバクシャという言葉はおろか、原爆の事実すら詳細に伝えられていない状況で、米国の雑誌NewYokerは一冊まるごと本稿の記載にあて(本書はそれを書籍化したもの)かつ、即日売り切れるくらいの大きな反響を呼んだものであったこと。
だと思います。
従って、当時の状況、本書や元となったNew Yokerの影響、そして、著者のJohn Herseyの功績を知った上で本書を読むと、ジャーナリズムのあり方を考える上で非常に興味深いものとなると思います。