西日本鉄道完全データDVDBOOK (メディアックスMOOK) の感想

DVDを見る前に読んだムックが、情報たっぷりで素晴らしかった。
表紙に現役車両徹底解剖と書いてあるので旧車についての情報はないのかと思ったら、「懐かしの名車両」ってことで今はなき形式についてもたっぷり。個人的には653が何を元にしていてどうなったのかが書いてあったのと、1200形についてきちんと書いてあったのがうれしかった。
西鉄の歴史についても必要十分な記述と略年表でわかりやすかったし、各路線についても同様。
これが出たのが10月27日ということなので、なるほど11月29日発行のあの本の評価が低いのも納得だ。

DVDがまた良かった。
筑紫車庫での整備の様子では、試運転車両が戻ってくるところで車庫に入る線の先頭車映像あり。
前面展望の撮影情報がないのだけど、天神大牟田線の前面展望は影の様子で午前中と判断できる。柳川で駅の時計がよく見えないが10時20分ちょっと前に見えるので、西鉄福岡［天神］発9時30分の特急かな?
撮影時期は一部で稲刈りが始まってるが職員は半袖シャツなので、9月末ぐらい?と思ったら途中でコスモス電車とすれ違ったので9月20日以降は間違いなし。まあそのあたりでしょう。高架工事中の白木原の先から下大利にかけては完全に仮線に替わっていて、元の線は撤去されて更地になっている。なかなか貴重な時期の映像なのかも。
甘木線はまさかの雨。過去に出てる前面展望ものとそんなに変わらないので、雨の前面展望ってかえって貴重かも。
貝塚線はすれ違ったのもカメラを積んでる自車もすべて600形。
最後にいろんな車両の走行風景とか。
旧塗装の313形と旅人、コスモス電車あたりが特定時期ものとして貴重かな。

DVDがトールケース入りなのもポイント高いです。
本と映像、たっぷり楽しみました。この値段は安い。