ザ・クロニクル 戦後日本の70年 3 1955-59 豊かさを求めて (the Chronicle) の感想

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参照データ

タイトルザ・クロニクル 戦後日本の70年 3 1955-59 豊かさを求めて (the Chronicle)
発売日販売日未定
販売元幻冬舎
JANコード9784344952560
カテゴリ歴史・地理 » 日本史 » 一般 » 日本史一般

購入者の感想

ザ・クロニクル・シリーズの3作目です。5年のスパンの年代記で、写真と文章で当時の日本の世相を再び示してくれました。

表紙にある建設中の東京タワーの写真がこの時代の雰囲気を伝えています。副題にあるように、まさしく「豊かさを求めて」日本中が戦後の歩みを着実に進めていた時代です。高度経済成長と言う言葉が生まれた時代でした。

冒頭の写真は「歓声」というタイトルで、初の天覧試合(巨人-阪神戦)で長嶋茂雄がホームランを打った瞬間です。1959年6月25日の後楽園球場の一瞬が切り取られていました。

「三種の神器(白黒テレビ・洗濯機・冷蔵庫)」という言葉が生まれた時代でもありました。何れも高価でしたが、国民生活の豊かさを象徴する製品群でした。着実に戦後の復興が進んでいた時代です。

森永ヒ素ミルク事件では、身近な人が被害者でした。多くの教訓が生まれた事件でした。
42ページの「世界初のトランジスタラジオ」の紹介写真は、ソニーがまだ東京通信工業と名乗っていた時代のヒット商品です。価格が当時のサラリーマンの平均月収に相当すると書かれています。そんな時代でした。
84ページには「ハンガリー動乱」が書かれてあり「ソ連支配に民衆が抵抗」とあります。いつの時代も圧政に対して民衆は立ちあがるわけで、歴史から学ぶものは多々あります。

「ロカビリー旋風」というのも懐かしい響きです。「ステージに熱狂、失神女性も」と題して、第1回ウエスタンカーニバルの模様が示されていました。ミッキー・カーチス、山下敬二郎、平尾昌晃らの名前が書かれてありますし、ポール・アンカも来日してステージに登場していたわけですね。
クロニクルを通して、歴史を振り返り、日本の歩みに思いを馳せるのも良い時間でした。

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