特装版 艦隊これくしょん -艦これ- 陽炎、抜錨します!4 (ファミ通文庫) の感想

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参照データ

タイトル特装版 艦隊これくしょん -艦これ- 陽炎、抜錨します!4 (ファミ通文庫)
発売日販売日未定
製作者築地 俊彦
販売元KADOKAWA/エンターブレイン
JANコード9784047301139
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » ライトノベル

購入者の感想

3巻で山場と言える展開を越えた感のあるシリーズ。

仔細を書く恥は避けますが、
戦うものとして宿命づけられた、命を賭して立ち向かう行動や、
仲間との信頼関係を構築し、その証明ともいえる各々の自己犠牲を描ききったものが前の巻です。
少女ら6人の成長物語として見るに、ここまでの三冊でクライマックスを迎えております。

シリーズを長期化するとして、次の骨幹となるテーマは如何様なものになるのか。

読者として期待しつつ『おあずけ』状態にあったのですが、
どうやら今回はインターバルを設けられてしまったようです。

この巻では、6人の少女が出会う前のお話。
主人公にとっては一巻が初顔合わせとなるメンバーがいる故、
全員が登場するエピソードではどうするのか気になりましたが、そこは上手く回避されています。

また、良い意味で『地味な』登場人物ばかりで構成された物語にしては珍しく、
今回は華々しい役柄をもった女性陣の出番や、除夜の鐘を数えるに等しい多数の同僚(?)が登場します。
原作ファンの方々にすれば、お祭りムードの内容は喜ばしい限りでしょう。

しかしながら、
活字ものとして『艦これ』を読み、深みに期待してきた読者諸氏は気づくかと。

これは、陽炎という外見をまとった一人の少女を描いた物語だ、と。

『事情があり、そうやって働いたことはなかったのだ。食うに困って艦娘に志願した(本文より抜粋)』

もしかすれば私だけかもしれませんが、
艦娘という外側だけの存在ではなく『陽炎』という仮面をあてがわられた『人間』としての彼女に
惹かれて止みません。

当然、作者の手によって動かされる他の5人に対しても同様の感覚はあります。

原作の公式ノベライズであるにも関わらず、艦娘ではない彼女(達)の姿を深く知りたい。
そのような欲求も如何なものと思いますが、

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