汽車旅12カ月 (河出文庫) の感想
参照データ
タイトル | 汽車旅12カ月 (河出文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 宮脇 俊三 |
販売元 | 河出書房新社 |
JANコード | 9784309409993 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 文学・評論 » エッセー・随筆 |
購入者の感想
月刊『潮』で連載されたものに書下ろしを加えたもので、1年12月のそれぞれ月を象徴するような旅について筆者の経験と思い出が綴られている「汽車旅」の旅情溢れる1冊です。
故宮脇俊三さんは、一人で汽車(電車)に乗ることを目的とした旅を一般人に認知させた紀行作家です。
私は、昔から宮脇さんの大ファンですから、その書かれた著作のどれもが味わい深く、どの章からも筆者の人となりが感じられ、列車の紀行文ですが、鉄道マニアでない方も楽しく読める作品だと思います。
1月の章に筆者の人となりを表わす文が出てきますので、少し・・・。
「できれば年末年始を通して旅行したいのだが、一家の長としては管理上まずい。 したがって、暮れから大晦日・元旦まで家にいて、お互いに少々疎ましくなったころ、では、と言って消える、という型が定着した。」と書かれています。
家族思いで、かつ自分の好きなことをやり遂げるには、筆者のようなスタイルがいいのでしょうね。
実際に鉄道に乗りたくても乗れない多忙な現代人の代わりに旅情を味合わせてもらえる貴重な作品だと思います。
故宮脇俊三さんは、一人で汽車(電車)に乗ることを目的とした旅を一般人に認知させた紀行作家です。
私は、昔から宮脇さんの大ファンですから、その書かれた著作のどれもが味わい深く、どの章からも筆者の人となりが感じられ、列車の紀行文ですが、鉄道マニアでない方も楽しく読める作品だと思います。
1月の章に筆者の人となりを表わす文が出てきますので、少し・・・。
「できれば年末年始を通して旅行したいのだが、一家の長としては管理上まずい。 したがって、暮れから大晦日・元旦まで家にいて、お互いに少々疎ましくなったころ、では、と言って消える、という型が定着した。」と書かれています。
家族思いで、かつ自分の好きなことをやり遂げるには、筆者のようなスタイルがいいのでしょうね。
実際に鉄道に乗りたくても乗れない多忙な現代人の代わりに旅情を味合わせてもらえる貴重な作品だと思います。