エコエティカ (講談社学術文庫) の感想
参照データ
タイトル | エコエティカ (講談社学術文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 今道 友信 |
販売元 | 講談社 |
JANコード | 9784061589469 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 倫理学・道徳 » 倫理学入門 |
購入者の感想
「エコエティカ」とは、著者によれば、
「人類の生息圏の規模で考える倫理」ということで、
科学技術の連関から成る社会という新しい環境の中で、
人間の直面するさまざまな新しい問題を含めて、
人間の生き方を考え直そうとする新しい哲学の一部門
であるという。
家の倫理や国家の倫理などではなく、
科学技術を環境とする現代社会の倫理ということだ。
新しい名前をつけなくても、
これこそが「環境倫理学」という感じがする。
著者は、「環境倫理学との違い」として、
エコエティカは「環境の変化から出てくるエコロジカルな
変化に基づいて、人間が主体的に自己の行為をどのように
決定しなければならないか、を問題にする」と述べているが、
これも環境倫理学の問題ではないかと思う。
むしろこれまでの環境倫理学に比べたときの
エコエティカの重要な特徴は、
「技術連関」としての環境(環境=自然ではない)
「対物倫理」という倫理(対人倫理だけではない)
新しい徳目論(クルマの運転能力も「徳」の一つ)
この三点にあると思う。0
「人類の生息圏の規模で考える倫理」ということで、
科学技術の連関から成る社会という新しい環境の中で、
人間の直面するさまざまな新しい問題を含めて、
人間の生き方を考え直そうとする新しい哲学の一部門
であるという。
家の倫理や国家の倫理などではなく、
科学技術を環境とする現代社会の倫理ということだ。
新しい名前をつけなくても、
これこそが「環境倫理学」という感じがする。
著者は、「環境倫理学との違い」として、
エコエティカは「環境の変化から出てくるエコロジカルな
変化に基づいて、人間が主体的に自己の行為をどのように
決定しなければならないか、を問題にする」と述べているが、
これも環境倫理学の問題ではないかと思う。
むしろこれまでの環境倫理学に比べたときの
エコエティカの重要な特徴は、
「技術連関」としての環境(環境=自然ではない)
「対物倫理」という倫理(対人倫理だけではない)
新しい徳目論(クルマの運転能力も「徳」の一つ)
この三点にあると思う。0