AV男優の流儀 (扶桑社新書) の感想
参照データ
タイトル | AV男優の流儀 (扶桑社新書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 鈴木 おさむ |
販売元 | 扶桑社 |
JANコード | 9784594071899 |
カテゴリ | ジャンル別 » 社会・政治 » 社会学 » 社会学概論 |
購入者の感想
私はAV関連の書物が好きな人間である。
AV書籍の宿命としてAV撮影時などのいわゆる「あるある」が
内容の大半を占めるようなことも少なくない。
この書物はなぜこの仕事を選んだのか、あくまで職業としてのAV男優(監督)を
インタビューを通じて掘り下げていくスタイルをとっている。
なぜこの職業か、この職業は何が喜びで、今後どうしたいのか、そうした本質的な問いからは
みんなから奇異にみられるAV男優でも一般の仕事と同じ仕事への情熱・プライドといった
ものをひそかに携えていることが浮き彫りになってくる。
仕事に萎えてきた人が読むと文字通り刺激になるだろう。
AV書籍の宿命としてAV撮影時などのいわゆる「あるある」が
内容の大半を占めるようなことも少なくない。
この書物はなぜこの仕事を選んだのか、あくまで職業としてのAV男優(監督)を
インタビューを通じて掘り下げていくスタイルをとっている。
なぜこの職業か、この職業は何が喜びで、今後どうしたいのか、そうした本質的な問いからは
みんなから奇異にみられるAV男優でも一般の仕事と同じ仕事への情熱・プライドといった
ものをひそかに携えていることが浮き彫りになってくる。
仕事に萎えてきた人が読むと文字通り刺激になるだろう。
この本、なかなか面白いです。
でも、エロ過ぎて、中身の紹介が難しい(苦笑)。
森林原人、しみけん、島袋浩、カンパニー松尾、安達かおる。5人のAV男優・監督とのインタビューを収録した本です。同窓会に出席すると「上野動物園のパンダを見るような感じで『(AV男優って)どうなの?』って聞かれる」と語っている人がいますが、そういう好奇心をある程度満たしてくれる内容になっています。
AV女優は今やなり手がたくさんいる凄い時代になりましたが、男優の方の数は限られていて70人ほどだそうです。理由は、女の子は顔とスタイルが良ければOKですが、AV男優に求められるものは違うので、一人前になるにはそれなりに時間がかかるし、特に上手く見せることができないとAV男優にはなれないそうです。こなしている数もすごいし、特殊要求に応えたり、きわもの的な話もありますし、驚くようなエピソードもいろいろ披露されています。また、最近は世の中の高齢化にあわせたニーズもあるようで、65歳以上の女性のお相手をするときのコツなども語られています。日本には男優犬が2匹いたとか、不思議すぎです。
また、やはり商売ですから、特に監督というのは売れる作品を生み出すことへのプレッシャーがあるようです。その一方で、松尾氏の「本来AVって幅が広くて、自由だと思ってるんです。女性を裸にしてセッXスさえしていれば何やってもいいんですよ」という発言には、ある種のさとりのようなものを感じますし、安達氏の「企画を考えるときに、みんなが見たくないものって何か?という発想をするといろんなものが出てくる」というのは、AVだからというのはあるものの、一種の逆転の発想ではないかと思います。
それにしても、これだけいろいろな話を引き出せるのは、やはりインタビューする人の力も大きいと思います。質問は的確ですし、ユーモアもあり、しかもエロです。そして、一緒に盛り上がりながらも、AVという仕事に賭ける5人のプロフェッショナルとしての側面にもきちんと焦点を当て、読者に真面目に問いかけてきます。なかなかよくできた対談集だと思います。
でも、エロ過ぎて、中身の紹介が難しい(苦笑)。
森林原人、しみけん、島袋浩、カンパニー松尾、安達かおる。5人のAV男優・監督とのインタビューを収録した本です。同窓会に出席すると「上野動物園のパンダを見るような感じで『(AV男優って)どうなの?』って聞かれる」と語っている人がいますが、そういう好奇心をある程度満たしてくれる内容になっています。
AV女優は今やなり手がたくさんいる凄い時代になりましたが、男優の方の数は限られていて70人ほどだそうです。理由は、女の子は顔とスタイルが良ければOKですが、AV男優に求められるものは違うので、一人前になるにはそれなりに時間がかかるし、特に上手く見せることができないとAV男優にはなれないそうです。こなしている数もすごいし、特殊要求に応えたり、きわもの的な話もありますし、驚くようなエピソードもいろいろ披露されています。また、最近は世の中の高齢化にあわせたニーズもあるようで、65歳以上の女性のお相手をするときのコツなども語られています。日本には男優犬が2匹いたとか、不思議すぎです。
また、やはり商売ですから、特に監督というのは売れる作品を生み出すことへのプレッシャーがあるようです。その一方で、松尾氏の「本来AVって幅が広くて、自由だと思ってるんです。女性を裸にしてセッXスさえしていれば何やってもいいんですよ」という発言には、ある種のさとりのようなものを感じますし、安達氏の「企画を考えるときに、みんなが見たくないものって何か?という発想をするといろんなものが出てくる」というのは、AVだからというのはあるものの、一種の逆転の発想ではないかと思います。
それにしても、これだけいろいろな話を引き出せるのは、やはりインタビューする人の力も大きいと思います。質問は的確ですし、ユーモアもあり、しかもエロです。そして、一緒に盛り上がりながらも、AVという仕事に賭ける5人のプロフェッショナルとしての側面にもきちんと焦点を当て、読者に真面目に問いかけてきます。なかなかよくできた対談集だと思います。