BOSCH(ボッシュ) レーザー距離計[PLR15] の感想

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建築士です。戸建室内の現調（現地調査）目的で購入しました。従来は巻尺（スケール、コンベックス）で実施していたのですが、３ｍを越えると距離測定に移動が必要になります。この距離計を持っていれば移動することなく向かいの壁までの距離をほぼ瞬時に測定できるので時間短縮に有効なため、現調業務のある同業の方にお勧めします（６０分が３０分になりますよ）。上位機種のような計算機能（底辺と斜辺を測定すれば高さが出る等）は、ルート付きの電卓があれば出せるので不要かと。それと、こういった機器を知らない方の前で使うのは、デモンストレーションの意味でも有効ですよ(笑)。
弱点としては、コンパクトゆえに測定が不安定ですので、１~２ミリ程度の誤差を許容できる使い方に限定されます。また、落下させて故障するリスクが多いと思いますのでネックストラップ（取り付け可能）で首からぶら下げることをお勧めします。付属の電池は動作テスト用と思われますので、新品電池のストックは必須です。また、当たり前ですがレーザーが当たるところの距離測定となるため、建物外壁４周（出隅~出隅））の採寸には工夫が必要です。更に、屋外はレーザーが見えないことが多いです。測定距離の１５ｍは戸建室内なら充分ですが、店舗や施設だと足りませんのでGLMシリーズをお勧めします。最後の１点は、電源ONは節度なしのフリースライドスイッチなため、（気分の問題ですが）物足りないです。以上の弱点を合計して、マイナス０．１ですかね。
総合評価は個人的に４．９、実売価格と性能を勘案すれば本来は星５つだと思いますが、天下のBOSCHということで、あえて辛口の４点とさせていただきます。

土地の簡単な測量のために購入しました。巻尺より簡単に計測できるかと思いましたが・・・
屋外の土地の１辺の距離を測るためには、当然ですが反射物（ターゲット）が必要です。30ｃｍ角のベニア板（白色化粧版）を用意しましたが、日中では10ｍ先のターゲットにレーザーが当っているかどうか視認できませんでした。三脚などを利用して目測で角度を合わせ、数回チャレンジする必要があります。１人作業では手間は巻尺と大差ない結果でした。手が汚れないのが唯一取り柄です。
夜間に試用したところ、レーザーは数十ｍ視認可能であり、20ｍ先のターゲットでも計測できました。ただし、最大距離はターゲットの反射能に左右されるので、家の壁などでは15ｍ以下の結果が多かったです。
結論としては、屋内での精密計測には向いていますが、屋外では使い方次第といったところかと思います。

本体の底面積が小さすぎるため、壁から壁を図るときなど、底面を壁に押し付けて図るときは、
安定しにくい。少し傾いていたり。
この機種には傾きの補正機能がないからなおさら。

また、スライドスイッチはどうも接触が悪い時があり、何度か開閉しないと動かない時があった。

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