MC ☆ あくしず 2015年2月号 の感想

　戦艦というと大和・武蔵・長門、アメリカのアイオワ級などは思いつきますが、いまさらながらの「チョードキュー戦艦」とか言うよね、というとこで少々複雑です。戊辰戦争のときに宮古湾海戦で新撰組含む旧幕府軍が強奪に行った装甲艦も戦艦といえば戦艦だったとか。本誌を読むと結局のところその当時の最大級の武装・装甲を施した船が戦艦ということで間違いないようです。
　本誌の特集おなじみの各艦が女の子になって紹介！、の前に長門さん（つり目でいろいろでっかくてかわゆい）が戦艦の装備や機関、艦橋部分などを体を張って教えてくれます。タービンエンジンの仕組みなどはぜんぜん知りませんでした。とくに艦橋はハウルの動く城みたいでごちゃごちゃしている部分をパーツごとに教えてくれるのはなかなか良かったです。
　その次にいよいよ各時代ごとの戦艦を女の子のイラストとあわせてご紹介です。前ド級、準ド級、ド級、ﾁｮｰド級、そしてその後最終進化にいたる戦艦たち。
　前ド級の三笠が紹介されています日本海海戦でバルチック艦隊を破った旗艦です。現在は記念館として神奈川県横須賀の三笠公園に展示されていいます。日本の命運を左右する戦いで殊勲をあげた船ですが平和な陸地で余生を過ごしているのはなかなか感慨深いものがあります。そばに大和級の４６サンチ砲弾なども展示してありますのでいつか見ていただきたいです。

　「萌えよ！戦車学校では」終戦間際のビルマ（現ミャンマー）での日本対戦車砲部隊の奮戦が描かれています。この時期ですので一矢報いるも・・・。という流れになってしまうのが切ないです。
　余談ですがこの間ブラット・ピッド主演の戦車の映画見てきました。少々「ん？」となるシーンもありましたが「勇敢な車長」「戦車での正しい歩兵の攻め方」「実物タイガー１との決戦」など見所山盛りです。劇場でやっているうちにぜひごらんいただきたいです。