ママはテンパリスト 4 の感想

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参照データ

タイトルママはテンパリスト 4
発売日販売日未定
製作者東村 アキコ
販売元集英社
JANコード9784087823950
カテゴリジャンル別 » 暮らし・健康・子育て » 妊娠・出産・子育て » 子育て

購入者の感想

 今さら言うまでもないでしょうが、この作品がここまでおもしろいのは、単なる「育児あるあるネタ」マンガに止まっていないから。子供って実際、大人の目から見れば、わけのわからない言動をいくらでもするもので、普通に観察していれば、それなりにおもしろい場面は出てきます。けれど、子供の言動がいかにおもしろいからといって、それをマンガに描く上での表現力がなければ、やはりギャグとしての破壊力はこれほど生まれないはず。
 東村先生自身、その点、すごく意識していると思います。3巻で「ごっちゃんも大人になって、おもしろい言動が減り、トーンダウンしている」という作者自身の本音が描かれましたが、ネタが弱くなったら、その分、料理の仕方でフォローする。すべて意図的なものではないにせよ、作者である「ママ」自身もマンガのネタになるような仕掛けを日常的に行っている(この巻でいえば『地獄』の絵本なんかはネタ作りという意図もあるのでは?)ことや、実際のできごとをさらにおもしろくするための「ツッコミ」視点の鋭さ(ごっちゃんの作った歌に関するツッコミがまたおもしろい)だとか……おもしろいマンガを描くためのたゆまぬ努力とセンスが、この最終巻では過去最高に発揮されたと思います。まさに「プロ根性」ともいえそうですが、そこに加えて、実際の「ママ」として感じている育児の難しさ・厳しさもつい吐露されてしまうことで、幅広い読者の共感を呼べるんだろうな、と。

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集英社から発売された東村 アキコのママはテンパリスト 4(JAN:9784087823950)の感想と評価
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