伊福部昭の芸術12 壮―第4回伊福部昭音楽祭ライヴ(仮) の感想

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参照データ

タイトル伊福部昭の芸術12 壮―第4回伊福部昭音楽祭ライヴ(仮)
発売日2014-10-22
アーティスト和田薫
販売元キングレコード
JANコード4988003457518
Disc 1 :日本狂詩曲 [校訂版] I.夜曲
日本狂詩曲 [校訂版] II.祭
シンフォニア・タプカーラ 第1楽章:レント・モルト~アレグロ
シンフォニア・タプカーラ 第2楽章:アダージョ
シンフォニア・タプカーラ 第3楽章:ヴィヴァーチェ
SF交響ファンタジー 第1番 (アンコール・バージョン)
カテゴリミュージック » ジャンル別 » クラシック » 交響曲・管弦楽曲・協奏曲

購入者の感想

コンサートの実演、およびこの度の録音を視聴致しました。いつもはCDを買うのですが、今回は他所でハイレゾ版を購入して聴きました。
まず今回の演奏を聴いて気付くのは、全体的にとても荒々しく迫力のある演奏だということです。
特にシンフォニア・タプカーラの第三楽章はまさに土俗的なアイヌの人々の舞というイメージが浮かんでくる演奏で、私としてはこれまででも三本指に入る名演だと思います。
伊福部御大が生前残した「4拍目のアクセント」もこの演奏ではしっかりと表現されているのも好印象でした。
おまけのSF交響ファンタジーですが、こちらはもう鳥肌が立つ程の名演です。ショートバージョンなのが勿体無いほどで、もう何も言うことはありません。必聴です。

さて、今回星を一つ減らしましたのは、まず第一に日本狂詩曲の夜曲(ノクチュルヌ)のビオラが余りにも弱々しく掠れていて…
実演を聴きに行った時は席の都合だと思ったのですが、どうもホールとビオラ奏者双方の問題だったようで録音でも同じ状態なのが分かると思います。
また、礼響の方のライブ録音と比べると録音状態があまり良くなく、そこまで高音質とは言えないのもマイナスポイントでしょう。
今回日本狂詩曲は校正版ということで各所に修正されている箇所があり、「祭」のティンパニーの音の変更も重要な点の一つなのですが、
会場でははっきりと聞き分けられたこのティンパニーの音がこの録音ではあまり違いが分からないという印象でした。

さて、長々と書きましたが、私としては録音状態を除けばとても良い演奏だったという感想です。特にタプカーラのお祭り感はこれまでにない物となっています。
今回ダウンロード版も各所で出ていますので、タプカーラだけ単品で買って礼響の演奏と聞き比べしてみても面白い楽しみ方でしょう。
全体的な評価としては素晴らしい、良い盤だと思います。

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