そうだったのか! 朝鮮半島 (そうだったのか! シリーズ) の感想
参照データ
タイトル | そうだったのか! 朝鮮半島 (そうだったのか! シリーズ) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 池上 彰 |
販売元 | ホーム社 |
JANコード | 9784834251968 |
カテゴリ | ジャンル別 » 社会・政治 » 政治 » 政治入門 |
購入者の感想
大変、有益な本です。
朝鮮半島、そして日本と朝鮮半島の間には難題が山積みです。
そうした難題を論じる時に必要になってくるのは、
朝鮮半島で何が起きたのか、そして日本と朝鮮半島との間で何が起きたのかについて、
重要な出来事を知っておくということだと思います。
そうした、1945年から2014年の間に起きた「重要な出来事」を
読者の興味を惹きつけることに配慮しつつ、解説してくれる一冊です。
次の3点が、とくに印象的です。
1.北朝鮮で、金正恩政権のナンバー2が処刑された時に、
朝鮮中央通信が発表した罪状から、いったい北朝鮮は、どんな様子なのかを読み解きます。
まるで名探偵のような解説ぶりです。
2.なぜ韓国の大統領が反日的な態度に出て、
日韓関係に緊張をもたらすというパターンから抜け出せないのかを、
韓国建国をめぐるエピソードや、韓国の政治制度から、読み解きます。
3.最終章では、行き詰っている日韓関係について、「理不尽な言いがかりには
きちんと反論して主張する一方、相手に対する敬意は払うこと」と
池上氏のスタンスを明らかにしています。
一人でも多くの日本人に読んでほしいと思いました。
今の北朝鮮では無理でしょうが、翻訳版が韓国でも出版されると、
どのくらいの具体的な力があるかはわかりませんが、
確実に日韓関係の改善につながる本だと思います。
朝鮮半島、そして日本と朝鮮半島の間には難題が山積みです。
そうした難題を論じる時に必要になってくるのは、
朝鮮半島で何が起きたのか、そして日本と朝鮮半島との間で何が起きたのかについて、
重要な出来事を知っておくということだと思います。
そうした、1945年から2014年の間に起きた「重要な出来事」を
読者の興味を惹きつけることに配慮しつつ、解説してくれる一冊です。
次の3点が、とくに印象的です。
1.北朝鮮で、金正恩政権のナンバー2が処刑された時に、
朝鮮中央通信が発表した罪状から、いったい北朝鮮は、どんな様子なのかを読み解きます。
まるで名探偵のような解説ぶりです。
2.なぜ韓国の大統領が反日的な態度に出て、
日韓関係に緊張をもたらすというパターンから抜け出せないのかを、
韓国建国をめぐるエピソードや、韓国の政治制度から、読み解きます。
3.最終章では、行き詰っている日韓関係について、「理不尽な言いがかりには
きちんと反論して主張する一方、相手に対する敬意は払うこと」と
池上氏のスタンスを明らかにしています。
一人でも多くの日本人に読んでほしいと思いました。
今の北朝鮮では無理でしょうが、翻訳版が韓国でも出版されると、
どのくらいの具体的な力があるかはわかりませんが、
確実に日韓関係の改善につながる本だと思います。
池上さんの「そうだったのか!」シリーズは、私達の多くがよく知らないことを分かりやすく解説していることは、読者なら自明のことだろう。
では、韓国について、私達はよく知らないのだろうか?嫌韓だったり、親韓だったり、キムチだったり、サムソンだったり、私達の日常に韓国は相応の存在感を持っている気がする。なんとなく分かっている、さらにはよく知っているという人も多いだろう。だからこそ、親韓とか嫌韓と断じれるわけだ(よく知らないものを好きとか嫌いとか断じれる方もいるだろうけど)
しかし、本書はそんな韓国そして北朝鮮(こちらはよく知らない人が大半だろう)について、実は私達はこの二つの国そしてその半島をよく知らないことをキチンと教えてくれる。実にそうだったのか!という読後感が鮮やかな一冊だ。
特に、もともと民族も一つ、歴史も一つ、文化も一つだった半島なので、それを二つ合わせて見えてくる朝鮮像・韓国像は実に目から鱗だった。
近年は実に多くの韓国・朝鮮を題材とした本が出版されているが、詳しい方もそうでない方も、とりあえず読んでみるのに適した一冊と評したい。
では、韓国について、私達はよく知らないのだろうか?嫌韓だったり、親韓だったり、キムチだったり、サムソンだったり、私達の日常に韓国は相応の存在感を持っている気がする。なんとなく分かっている、さらにはよく知っているという人も多いだろう。だからこそ、親韓とか嫌韓と断じれるわけだ(よく知らないものを好きとか嫌いとか断じれる方もいるだろうけど)
しかし、本書はそんな韓国そして北朝鮮(こちらはよく知らない人が大半だろう)について、実は私達はこの二つの国そしてその半島をよく知らないことをキチンと教えてくれる。実にそうだったのか!という読後感が鮮やかな一冊だ。
特に、もともと民族も一つ、歴史も一つ、文化も一つだった半島なので、それを二つ合わせて見えてくる朝鮮像・韓国像は実に目から鱗だった。
近年は実に多くの韓国・朝鮮を題材とした本が出版されているが、詳しい方もそうでない方も、とりあえず読んでみるのに適した一冊と評したい。