宇宙戦艦ヤマト2199 モデリングガイド 帰還編 (DENGEKI HOBBY BOOKS) の感想

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誌面は電撃ホビー本誌からの記事を再構成した内容で、144ページ中の図面(アニメ線画設定が10ページ分)が単色だが、それ以外はカラーページ。
巻頭はガミラス陣営の女性キャラをむらかわ氏による見開き描き下ろしイラスト。次にヤマトガールズコレクションの1/8フィギュアを紹介。そして、1/7スクラッチビルドの次元潜航艦UX-01艦長のフラーケン、ヤマト航空隊の沢村翔とキャラ関係が続く。
プラモ作りのテクニックページでは成型色を生かした塗装の1/500のヤマトや、ガイペロン級多層式航宙母艦の後ハメガイドなどの他、塗装方法なども解説。

艦艇作例の1/1000キットではヤマト、ガミラス艦セット3 (メルトリア級航宙巡洋戦艦&次元潜航艦UX-01)、ガミラス艦セット4(ハイゼラード級航宙戦艦&デラメヤ級強襲揚陸艦)、ゲルバデス級航宙戦闘母艦 ダロルド、ガイペロン級多層式航宙母艦「ランベア」「バルグレイ」「バルグレイ」、ゼルグート級一等航宙戦闘艦ドメラーズIII世、デウスーラII世・コアシップ。ゼルグート級はデウスーラI世、ゼルグートII世の仕様に仕上げた物もあります。
1/500のヤマト、1/72コスモゼロ、1/72コスモファルコン、1/12アナライザーの各キットを使用した作例もあり。

スクラッチビルド作例は、1/1000デウスーラII世、1/48コスモシーガル、1/12アナライザー+外部強化ユニット&可動フィギュアを素体にした岬百合亜。中でも1/12アナライザーはキット以前作でもあり、3Dソフトで設計のデジタル造形と従来の手法と異なっている点も興味深い。

ジオラマではダロルドの部分がアップグレードした、バレラス宇宙軍港も掲載。写真では全体の巨大さが分かりづらいのが少し物足りない印象でした。
改造作では旧1/350のヤマトを2199版に仕上げる例や、1/72コスモファルコンを玉盛氏によるアイディアで複座の試作機、1/24スケールRC改造で走行が可能なサルバーS-VI型重戦車など一風変わった物もある。