結城友奈は勇者である 1 [Blu-ray] の感想

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参照データ

タイトル結城友奈は勇者である 1 [Blu-ray]
発売日2014-12-17
監督岸誠二
出演照井春佳
販売元ポニーキャニオン
JANコード4988013124783
カテゴリ » DVD » ジャンル別 » アニメ

購入者の感想

特典ゲーム目的のために購入しました。内容はアニメでは描かれなかった勇者達の日常を
のほほんと微笑ましく描いたアドベンチャーゲームで、グラフィックは綺麗でフルボイスで、

これだけで立派な1本のゲームとして成り立っています。全10エピソードで、どれからでも
プレイでき、どのエピソードもゆゆゆファンには非常に面白い内容に仕上がっています。

また、全エピソードをクリアすると「神樹様の恵み」というモードが使えるようになり、使うと
勇者が全員スクール水着のグラフィックでゲーム中に登場して、そのままゲームが進んで

いきます。一部のイベントCGも水着になります。

ゲーム以外では商品説明の通りなかなかの豪華で、特にBUNBUNさんによるケース
イラストは非常に美しく、友奈と東郷が写っているクリアイラストは綺麗です。

残念なのは、内容物全てを綺麗に収納できるケースではない事。まとめられないので
不便です。ブックスタンドで詰めて保管する必要があります。

一巻のレビューですが、作品全体を対象としています。

本作はビジュアルや不穏な雰囲気からまどマギフォロワーとして扱われることが多いですが、それは間違いです。
まどマギが「子供向け魔法少女の皮を被った何か」であるなら本作は
「まどマギの皮を被った何か」です。

日常系アニメそのものなキャラクターが、前半は下手な日常系アニメに引けを取らないほど日常を積み重ねる話しが続きます。そこから中盤にかけ、少しずつ不穏な空気を感じ取りながらも精一杯日常を生き、あるいは大切な自分たちの世界のために敵と戦います。終盤にはこれまでの優しい空気から一変し崖からたたき落とすかのようなシリアスに入り、その後日常とシリアスが不気味にシンクロしていきます。
その構成は見事としか言いようがないです。

素敵な日常と大切な友達がいるから守りたい世界であることを1クールでこれでもかと表現され、人によっては退屈かもしれません。

リアルタイムで最終話を見たときは、もう酷いバッドエンドを避けてほしい一心だったのを覚えています。
実際酷いバッドエンドは回避され、表面的にはご都合ハッピーエンドでやはり残された不穏な空気の考察と続編へのバトン投げが行われました。

どのような続編が待つかはわかりませんが、この後の展開に関わらず私は、本作に★5を残したいと思います。

理由は簡単で、本作に感動したのはストーリーや運命的なものではなく、それを土台とした絆であり勇気であり、それは本作で十二分に完結したからです。人が死ぬ、つらい悲しいではなく、困難に立ち向かう勇気、あるいは勇士に涙したのは多分後にも先にも本作のみとなると思います。

放送後一年経っても全く色あせることのない名作であると思います。

蛇足ですが、作画、音楽のレベルは非常に高く、全体を通しての不気味な神道の空気の演出、随所に散りばめられた花びらの演出など、全てが高次元で安定しています。特に構成は1クールアニメとして歴代最高峰と思われます。

私はいい歳なのであまりアニメは見ず評価基準の母数が少ない人間なのは事実なのですが、いい作品と思ってます。
あの結末を知った後の2週目視聴はシラケるかなとも思いましたが、何度見ても涙腺が緩むのは芝居の良さなんでしょうか。

最終話での友奈の"根性で帰って来た"とのセリフを字面通りにしか解釈出来なかった人には駄作としか思えなかったのは事実なのでしょうが、大人や社会の視点を徹底的に排除した"彼女たちの物語"だった以上、受け入れられないセリフではなかったと思うのですが。
ただ補足情報や繰り返し視聴での考察前提であった事に対する批判が多いのは ごもっとも だと私も思います。
そういう点では佳作だと言われても仕方のない事なのかもしれませんが。

いい歳して恥ずかしいですが、とても気に入りました。

人類を救うために勇者となって敵と戦う女子中学生たちの話。

戦闘シーンの動きや見せ方のクオリティが高く、冒頭から惹きつけられる。
主人公の1人に足の不自由なキャラクターがおり、
しかもそれがなんの特別扱いもされずに生活に溶け込んでいる様子も良い。

異空間で敵と戦う様子や、キャラクターの配置と色の使い方などは
「魔法少女まどか☆マギカ」を連想するだろうが、本作には独自の魅力がある。
前半は女の子たちのほのぼのしたやり取りと
派手な演出とともに大活躍する様子が楽しめるが、
ある秘密が明かされることで、それまでのほんわかした雰囲気が一転する。
かわいらしい姿とのギャップが余計に残酷に感じるところが良い。

能力を開放してどんどん敵を倒す表の部分と
それに比例して残酷に感じる裏の部分のバランスが素晴らしい。
魔物を倒そうとする熱意が残酷に働くという感覚は
他の作品ではなかなか味わえない魅力だ。

単純な魔法少女ものにせず、エグい設定をうまく活かした意欲作。

1話を観て、「萌え・日常アニメ」やな。と思ってたら
回を重ねるごとに、このアニメがどういうジャンルのアニメなのかが変わっていった。
日常・学園→バトル→友情→姉妹愛→鬱アニメと変わっていった。
さきほど9話を観たが、絶望と悲しみで涙がでた。
これからどう展開していくのか凄く楽しみである。

1話を観て切ってしまった人は、その展開の移り変わりを目にしていないわけだから、
レビューで参考になるのは、必然的に日付が近い人になる。

元々予備知識の無い状態で視聴を開始したので、最初は女学生に依る部活物と思っていたら、
段々と物語が進む毎に暗い雰囲気に為って行き、まさか10話・11話の時点でこんな展開に
なっていくとは思っても見ませんでした。

そんな中で発売された第1巻ですが、ともかく思っていた以上にでかい物が届いて少し驚きました。
作品は地方都市でゆったりとした日常を学生として勇者部として謳歌していく中、突然バーテックスと
の戦いと云う非日常に巻き込まれてながらも、何処かまだ余裕のある日常や戦いぶりが懐かしいです。
映像特典でオンエアー版も収録してくれたのも嬉しいです。

ブックレットも声優さんのCHOICE等もあり読み応えはあると思います。また、特典PCゲームが凄い!
思っていた以上にシッカリ作られており、凄く百合百合しい展開で嬉しくなってしまいました。
ただし、バーテックスコア型ギミックが思っていた以上にやっかいで、折ってしまわないかと気を
使いました。それ以外は平均的なBDだと思います。

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