マイナビ 将棋レボリューション 激指13 の感想

※サンプル画像 クリックで拡大します

７段＋というレベルも出て，強さに不満はない。また，さまざまなゲーム要素（次の一手や詰将棋のレーティングなど）も含まれているのがよい。

しかし，激指13に限ったことではなく，以前のバージョンからだが，棋譜のクリップボードからの読み込みの互換性が低い。例えば，将棋ウォーズや天下一将棋会の棋譜をそのまま読み込ませようとしてもできない。結局，Kifu for Windowsや柿木将棋にクリップボードから棋譜を貼り付け，その棋譜を再度クリップボードに出力して激指に読み込ませないといけない。

棋譜の互換性などは将棋ソフトの基本機能と思うし，それほど対応が難しいとも思えないので時期バージョンではどんな形式でも対応できるぐらいになってほしい。

12を持っていますが本13でR3400（多分将棋倶楽部24の）となり、トッププロを超えたようなので購入。
以下感想を書きます。（なおハードはCorei3、メモリは4GBで、環境によって差が出ると思います）

【良い所】
・歴代名人との七番勝負
各先生方の棋風を再現していてなかなか楽しめます。ソフトと指している気があまりしません。

・検討モードの強化
ハードを最大限に使用する設定になり、より深く読むようです。

・駒落ち上手が自然に
12以前のように穴熊にして駒が偏り、簡単に突破されることが少なくなりました。良い対戦相手になると思います。

・詰将棋を解く能力が飛躍的に向上
これが最も大きいようです。12では時間をかけても解けなかった将棋図巧第98番裸玉を１秒以内に解きました。
その他今回は詰将棋のモードが充実していて、終盤力向上に役立つと思います。

【良くない所】
・竹俣紅さんの読み上げ
はっきり言って下手です。採用するならNHK杯の読み上げをした安食先生、貞升先生、または女流のトップの里見香奈さんでしょう。
人気だけで実力のないアイドルではなく、確かな実力のある人を出してほしいものです。

・定跡次の一手がなくなった
定跡を勉強したければ他のソフト、棋書を買えということでしょうか。12に劣ります。
序盤、中盤、終盤、隙がなく、駒達が躍動する将棋が指せるようになるためにも定跡モードを入れてほしいです(笑)

・アイコンの分かりにくさ
以前からですが漢字一文字で表せば良いアイコンが分かりにくい絵で、直感的な理解、操作ができません。

以上、気になる点はいくつかありますが、激指13は有段者の棋力向上、プロの将棋の解説係に十分なるもので、買って損はないと思います。0