Kenko カメラ用フィルター R-スノークロス 58mm クロス効果用 358214 の感想

※サンプル画像 クリックで拡大します

　後一ヶ月ということで、Xmasツリーを撮影される方もいらっしゃると思います。
　私もそれに備えて、幾つかのフィルターを用意して、テスト撮影してみましたので参考になれば幸いです。

※ 被写体のミニXmasツリーのLEDが点滅（明るさも強弱あり）するタイプだったことも手伝い、露出の設定並びにシャッターチャンスに苦労しました。（露出にばらつきがあるのはそのせいで、マニュアルで撮影しています）

　R-サニークロスと比較すると、光線の主張が強くなり、少し幻想的な写真が撮れるようです。
　安価で購入できるところも評価したいです。
　添付写真はマニュアル撮影で、RAW現像／レタッチしていません。

イルミネーション輝く季節には、撮影が楽しみになるアイテム。
フレーム内にある光源すべてが、「キラキラ」状態になります。

インパクトある写真が撮影できる反面、センスが問われて難しいです。
また、使用には若干の注意も必要なことが判りました。

Canon EOS 60D & SIGMA 30mm F1.4 EX DC に装着して、夜景を撮影してみました。

レンズにはプロテクトフィルターを装着しているのですが、今回、その上からクロスフィルターを装着。
すると、光源の輝度が高いところの上に、ゴースト像が発生してしまいました。
恐らく、フィルター間の多重反射による影響かと思われます。
にぎやかなイルミネーションの場合、スクラッチしたかのような絵になってしまい、何がなんだか判らない写真になんてことも。

クロスの状態は、光源の輝度により長さ(クロス)が変化します。
具体的には、輝度が高い(明るい)＝クロスが長くなります。
そのため、手前にある光源のクロスにより、奥に配置した被写体が隠れてしまわないように、構図には工夫も必要です。

ファインダーでは、クロスの状態が掴みにくく、仕上がりとは違う印象になりました。
液晶モニターでも、同様に確認しづらかったです。

絞りで作るクロスとの違いは、クロスに色が付く(虹色)点。

にぎやかなイルミネーションよりも、街頭が点在するような街の夜景の方が、向いていそうな感じです。
使うだけで、雰囲気のある仕上がりになるので、夜景撮影が好きな方は持っていても損はないと思います。