ディジタル数値演算回路の実用設計―四則演算、初等超越関数、浮動小数点演算の作りかた (Design Wave Advanceシリーズ) の感想
参照データ
タイトル | ディジタル数値演算回路の実用設計―四則演算、初等超越関数、浮動小数点演算の作りかた (Design Wave Advanceシリーズ) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 鈴木 昌治 |
販売元 | CQ出版 |
JANコード | 9784789836173 |
カテゴリ | 科学・テクノロジー » 工学 » 電気工学 » 電子回路 |
購入者の感想
FPGAで演算をHWで実現するために、何をどうすればいいのかについて極めて実務的に書かれている良書です。
初歩ではあるがすべての演算回路の土台となる極めて重要な加算回路から丁寧かつ実務的に書かれており、ディジタル信号処理系の多くの本がそうであるような、数学的な手法で理論解析を進めていく内容ではありません。
最近ではFPGAの場合、アーキテクチャとして加減算器の最適化を行っているため、論理合成ツール任せでも、手動で最適化をした回路とほぼ同じ結果が得られるようですが、必ずしもその選択が最適かどうかという場面では、設計者の手を加える必要がある場面が多いと思います。
その時の強い味方として本書を活用しています。
FPGAで数値演算HWを設計する場合の参考書として非常にオススメです。
初歩ではあるがすべての演算回路の土台となる極めて重要な加算回路から丁寧かつ実務的に書かれており、ディジタル信号処理系の多くの本がそうであるような、数学的な手法で理論解析を進めていく内容ではありません。
最近ではFPGAの場合、アーキテクチャとして加減算器の最適化を行っているため、論理合成ツール任せでも、手動で最適化をした回路とほぼ同じ結果が得られるようですが、必ずしもその選択が最適かどうかという場面では、設計者の手を加える必要がある場面が多いと思います。
その時の強い味方として本書を活用しています。
FPGAで数値演算HWを設計する場合の参考書として非常にオススメです。
日本にはこうした演算回路ロジック設計の本は少なく、自ら回路を組んだこともない大学教授が書いた教科書や、役職は偉くても現役引退して久しい技術者の書いた自称実用書くらいしかなかった。この本はそういう本ではない。本当に役立つ知識が集まっている。密度が濃いので全部を流し読みするようなことはできないが、手元に置いておいて決して損しない一冊。