管理会計のプロを目指す 事業利益管理の実務 の感想
参照データ
タイトル | 管理会計のプロを目指す 事業利益管理の実務 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 相場俊夫 |
販売元 | 中央経済社 |
JANコード | 9784502118913 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » ビジネス・経済 » 経理・アカウンティング |
購入者の感想
この本は、ビジネスモデルと管理会計を結び付けて、儲けを見える化するためには、どのように管理会計を導入すればよいか解説しています。管理会計といえば原価計算ですが、いきなり原価計算から入ると、何がメリットなのか導入の目的が見えずらくなりがちです。本書では、どこで儲けるのか?、何で儲けるのか?という「利益管理単位」を挙げて、これらの視点から検討することを提起しています。(p47) 会計の技術論ではなく、ビジネスモデルに忠実に管理項目を作り上げていくという本来の目的から入っていけます。これから管理会計を導入される際に何から始めるべきかを考えるうえで、本書は大変参考になります。
また、本書では、製造業の損益分岐点として、製品在庫に増減があるケースの表示方法を紹介しています。(p244) 制度会計上の損益計算書の売上原価の内容を分解して、売上高から段階的に控除することによって、制度会計上の粗利益を区分表示します。この方法によって、販売施策の良し悪しによる結果と工場運営状況の良し悪しの結果を区分することができます。製販の業績管理に大変有用と思います。
また、本書では、製造業の損益分岐点として、製品在庫に増減があるケースの表示方法を紹介しています。(p244) 制度会計上の損益計算書の売上原価の内容を分解して、売上高から段階的に控除することによって、制度会計上の粗利益を区分表示します。この方法によって、販売施策の良し悪しによる結果と工場運営状況の良し悪しの結果を区分することができます。製販の業績管理に大変有用と思います。