デンジャラス・バディ [DVD] の感想

本作は、女性刑事の凸凹コンビもので、よくよく考えたら、バディムービーで女ものって、意外に少ないのではないだろうか。
クソ真面目で飼い猫にも逃げられる（？）ぐらい不器用なＦＢＩの女捜査官（サンドラ・ブロック）と、ダーティー・イングリッシュ炸裂しまくりの不良オバハン刑事（メリッサ・マッカーシー）がぶつかり合いながら、事件を解決していくという、よくあるストーリーで、基本コメディー映画なのだが、ギャグは割と小ネタの連打という感じ。
ギャハハハと爆笑するタイプの笑いではないが、クスリ、ニヤリとさせられる小ネタが何気に面白く、何よりも、本職のコメディアンで「ほとんどおっさん」なオバチャン刑事をふてぶてしく演じるメリッサ・マッカーシーの演技がもう最高。で、普通のすました美人女優だったら、完全にこのオバチャンに食われてしまうところを、真面目なくせにけっこうお間抜けなキャラで、決して引けを取っていないサンドラ・ブロックのコメディエンヌぶりも素晴らしい。

ようするに、しっかり「バディムービー」になっているのだ。で、面白い！９０分ぐらいだろうと思ってたら、実は２時間近くあったのだが、ゼンゼン飽きずに観てしまった。
いや〜本作、シリーズ化しないかなぁ、って思うぐらい密かに気に入ってしまったよ。新たな迷コンビの誕生だね（笑）。