恐竜 ~驚きの世界~ (ネコ・パブリッシング―DKブックシリーズ) の感想

恐竜大好きな息子の4歳の誕生日プレゼントに。

講談社、学研の恐竜図鑑はすでに持っているのですが、さらに踏み込んだ生態などの載っている辞典をさがして、図書館でいろいろ借りてみた。この本は、恐竜というタイトルだが、恐竜が地球に現れる以前の生物、恐竜絶滅後の生物、猿から人類への進化など幅ひろく載っている。
あまりに気に入って、何度か図書館で借りたのち、どうしても欲しくなりついに購入した。

まず、最初の方に大きさ比べの図があるのだが、そこにプレデターXが載っていたことにまず息子は大興奮。子供向け図鑑や、今まで見た図鑑には載っていなかった。
恐竜だけが好きだったむすこが、この本と出会い、恐竜以前のダンクレオステウス（ドゥンクレオステウスと表記）や巨大ヤスデにも興味を持ち、またカルカロドン・メガロドンを初めとする鮫にも興味を持ち水族館では「なぜサメに浮き袋はないのか」と質問したりした。
恐竜以降のティタニスやいろいろな容姿の哺乳類、マンモスにも興味津々で、以前は国立科学博物館へ行っても全く興味を示さなかったそれらのコーナーもいろいろなことを想像しながら興味深く見るようになった。科学博物館といえば、猿が人類へと進化するコーナーは怖がって近づかなかったのに、この本を見てからは、特に興味を持ったようで、よく見るし、化石にも興味を持つようになった。

また、動物の絶滅にも興味を示し、なぜ絶滅したのか、現在いる動物もレッドデータに入っているか、なぜそうなのか、と、かなり興味の幅が広がった。

絵も美しく、種族データファイルにはコンパクトに特徴などが書かれわかりやすい。英語表記があるのも良い。

恐竜図鑑だけでは飽き足らない子供へ、また、大人も十分楽しめる図鑑です。