いじめと戦おう! の感想

さすが、小中高のいじめ真っ只中の子供たちから、直接相談を受けている著者だけのことはある。生の声、本当に成功した克服談が満載。教室の現場、そして学校の現場のリアルが伝わってくる。いじめられているという「孤立感」は、この本や著者が運営する「いじめと戦おう」サイトでの、当事者らの肉声や体験記、進行形の"仲間"同士の相談やアドバイスのリアルタイムのやりとりで、きっと救われてくると感じる。
渦中の子供たちは勿論、いじめと真剣に取り組もうとしている教育関係者・父兄にも、「必読の書」という実感。
教育論や青年心理、スクールカウンセラー、彼らの分析論的ないじめ関係書などよりも、はるかに実践的な内容で感動した。