ナンバーコール (IDコミックス gateauコミックス) の感想

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参照データ

タイトルナンバーコール (IDコミックス gateauコミックス)
発売日2014-10-15
製作者古矢 渚
販売元一迅社
JANコード9784758073561
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » ボーイズラブコミックス

購入者の感想

ジャケ絵に負かされて購入。この一枚絵はシンプルですが、作品の雰囲気がぎゅっと込められていると読後思いました。
主役の男の子の性質が、この漫画の、ちょっと他ではない雰囲気を出しているんでしょうね。夕方に読むといい感じそう。

「なんかこう煮え切らないけど、でもそうじゃなかったらコイツじゃねーしな」とかって、周りの男の子たちに思われてそーな主人公だなあとか妄想しました。

下の名前が少し変わっていること。
そのことで、平時から割とグルグルしてる主人公の橘。きまじめな彼がその名前のせいで、同学年の八田に勘違いされたところから、これまで以上にグルグルする羽目になる青春ストーリー。

この『ナンバーコール』はDKの青春ラブストーリーといえそうな作品で、市川けいさん(『スロースターター』)や雁さん(『のはらのはらの』)の本の横に並べたいような雰囲気を持っています。

これらの漫画は、筋はあまり重要ではなくて落ち着いた展開の中で主役の男の子の感情の揺れをこまやかに描くことに、重きをおいてるのが特徴ですよね。大事なのは男子萌え。
ずっと昔に観てたテレビ番組の名前みたいな本当に日常的な些細なことを共有し合うこと、言葉でのやり取り、肩を並べて歩くこと、男子2人が笑い合うこと。
ピュアラブみたいなことでもない、BL的な空間の中に日常があるのではなくて、あくまでも日常的な空間の中でBL展開が見られる、というこれは青春漫画でした。

あと作者の古矢さんは、サブキャラの扱い方がとてもいい感じでした個人的に。「野菜キャラのきっしー」なんて、ストーリー上では働きのない人物なんですけど、出てくると私は釘付けでしたww

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