世界で最もクリエイティブな国デンマークに学ぶ 発想力の鍛え方 の感想
参照データ
タイトル | 世界で最もクリエイティブな国デンマークに学ぶ 発想力の鍛え方 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | クリスチャン・ステーディル |
販売元 | クロスメディア・パブリッシング(インプレス) |
JANコード | 9784844373858 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 |
購入者の感想
一言で言えば、一筋縄には読めないが、読み応えのある本だ。
第一線のプロデューサー、デザイナー、建築士、アーティストにくわえ、弁護士のような一見クリエイティブとは関係のないような職種の人にまでインタビューをして、クリエイティブの本質に迫っていく。
インタビューによる一次情報によって編集されており、クリエイティビティとはどのようなものなのかについて迫っている。
ビジネスマンと心理学者の共著ということもあり、理論とビジネスやものづくりの両面から論を進めている構造になっており、著者と対話をしているかのような感覚に陥る。
解説の田村氏によるとこのような文章構造を「プラクシス構造」と呼ぶそうだ。
答えのないテーマを扱う際、このような構造は、筆者の姿勢を表すものでもあり、たいへん学ぶべきところがあると思う。
かつてデザインの本流は北欧にあった時代があったと聞いたことがあったので、思わず本書を手に取ったのだが、古臭いということはなく、古い原点や基礎があるからこその北欧の今における立ち位置であったり、解釈があるということを知った。
第一線のプロデューサー、デザイナー、建築士、アーティストにくわえ、弁護士のような一見クリエイティブとは関係のないような職種の人にまでインタビューをして、クリエイティブの本質に迫っていく。
インタビューによる一次情報によって編集されており、クリエイティビティとはどのようなものなのかについて迫っている。
ビジネスマンと心理学者の共著ということもあり、理論とビジネスやものづくりの両面から論を進めている構造になっており、著者と対話をしているかのような感覚に陥る。
解説の田村氏によるとこのような文章構造を「プラクシス構造」と呼ぶそうだ。
答えのないテーマを扱う際、このような構造は、筆者の姿勢を表すものでもあり、たいへん学ぶべきところがあると思う。
かつてデザインの本流は北欧にあった時代があったと聞いたことがあったので、思わず本書を手に取ったのだが、古臭いということはなく、古い原点や基礎があるからこその北欧の今における立ち位置であったり、解釈があるということを知った。
北欧といえばデザインとか家具が思い浮かびますが、映画やテレビドラマなどのコンテンツ産業もさかんで、ニッチどころの攻め方が秀逸だとは以前より思っていましたが、この本ではモノづくりやコンテンツのクリエイターに、発想の原点とは何か?や組織からいかにしてクリエイティブを引き出しているかという点について、生々しく書かれています。
著者は企業を率いる現役CEOだけあって、視点が実践的でためになります。
また、クリエイティブであることへの迫り方(編集)については、非常にヨーロッパ的であり、簡単な答えが提示されているわけではないことも、本書の特徴であり、思考のための本としての位置付け。深さを感じられる。
それと、日本にも世界一のレストランにランキングされたNOMAがいよいよ1月に上陸しますが、そのNOMAのクリエイティブの秘密についても、帯にあるように大きくページが割かれており、非常に興味深かったです。やはり、クリエイティブであるためには組織やリーダーの工夫が必須、なのだと思いました。
著者は企業を率いる現役CEOだけあって、視点が実践的でためになります。
また、クリエイティブであることへの迫り方(編集)については、非常にヨーロッパ的であり、簡単な答えが提示されているわけではないことも、本書の特徴であり、思考のための本としての位置付け。深さを感じられる。
それと、日本にも世界一のレストランにランキングされたNOMAがいよいよ1月に上陸しますが、そのNOMAのクリエイティブの秘密についても、帯にあるように大きくページが割かれており、非常に興味深かったです。やはり、クリエイティブであるためには組織やリーダーの工夫が必須、なのだと思いました。