アイカツ! オフィシャルコンプリートブック (Gakken Mook) の感想

子供と一緒に見ている内にアイカツにハマってしまいました。
この本は星宮いちご時代のエピソードを一冊にぎっしり詰めた正にコンプリートブックでした。
その文章量は圧倒的です。
他は買わなくてもいい、これ１冊ですべてわかるというほどのボリューム満点の本です。

この本で一番良かったのがスタッフインタビューでした。
監督が「悪役が一人も出なくても面白くまとめ上げることはできる！」という強い意志のもと作られた本作（アイカツ）はそれまでの少女ものアニメとは一線を隔した出来になりました。
子供と一緒にそれまで様々なアニメを見る機会はありましたが、ぜったいに意地悪な人物や悪者が出てきてそれに打ち勝つというのがだいたいのお決まりでした。（プリキュアなどは典型です。）
ですが本作は悪い人がいない、みんないい人でそれぞれが一生懸命、それでもストーリーが面白い、という異次元の体験に驚きました。
しかもそれがデビューから３年経ってもぶれることなく継続されています。
この新しい試みを実践するために監督が貫き通したことなど制作秘話が綴られています。
監督自身も楽しんで作っているようです。
全国で視聴できないことの多いテレビ東京系というのが少し残念ですが、ぜひこれからも応援しようと思いました。

クオリティーの高い劇中音楽を担当するＭＯＮＡＣＡのスタッフは、１クール（３ヶ月)で終わってしまう他の作品の場合「納品したら終わり」という虚しさのようなものを抱えていたけれど、この作品はずっと続いていき、イベントなどで「子供達が曲に合わせて一緒に歌って踊っている」うれしそうな反応を見ながら、また次の曲作りに生かしていける。
このことがとても幸せそうで、読んでいるこちらも心暖まりました。
その他にもＣＧ制作サムライピクチャーズやその他のスタッフインタビューもたくさんあり、大人はこの部分で楽しめると思います。

アマゾンの評価が高いのもうなずける、アイカツファンにはお勧めの一冊です！

買ったばかりでまださわり程度しか読んでいませんが、
アイカツファンなら絶対に持っておきたい一冊です！

12月13日に公開する映画「劇場版アイカツ！」の直前に発売するだけあって、
今までのアイカツ二年分のストーリガイドにとても感慨深い気持ちになりました。
劇場版アイカツ！を観る前に一読しておくと、より一層穏やかじゃない気持ちで
映画を楽しめると思います！！
そして映画鑑賞後に熟読。これでおけおけおっけー！

この本の魅力は他にもキャラクタープロフィール、イラストギャラリー、
ステージ&ミュージックガイドなどなどとっても充実しています。
イラストギャラリーでは思わずくるくるきゃわわ’と言いたくなること間違いなしです！

私は特にアニメ制作スタッフに興味があるのですが、
キャスト&スッタフインタビューもとても満足感のあるボリュームです。
そのなかでもスッタフインタビューに力を入れている印象を受けました。

スッタフでインタビューを受けいているのは下記のメインスッタフの方々です。

監督：木村隆一
シリーズ構成：加藤陽一
キャラクターデザイン：やぐちひろこ
CGディレクター：北田伸
音響監督：菊田浩巳
音楽（作曲・編曲）：MONACA

アイカツ！という素敵な作品を生み出し、
今も尚新しいアイカツを熱い情熱で創らている方々のインタビューは
とても興味深く、制作の裏側が垣間見れちゃいます。

本としてのクオリティの高さもとても高いと感じられました。
アニメディア編集部さん、らぶゆーです！

とても素晴らしい一冊です！
映画鑑賞前に購入することをオススメします。
読まないと血を吸われちゃいますよ！

まず、こちらの書籍はアニメ番組のメインターゲットと思われる
お子様向けではありません。一緒に見ていてハマってしまった
親御さんには良いかも？お子さんとの会話ネタに最適の一冊。
そしてアニメの本なのでゲームの情報目当てには向きません。

大まかな流れはキャラクター解説→放送各話紹介→インタビュー
となっております。グラフィックも多いですが活字の量も相当あって
かなり詳細な書き込みです。視聴済みの方は勿論、現行３年目や
劇場版へこれから追い付こうとされている方にも強い味方ですね。

個人的にライブシーンで使用された楽曲リストは感慨深かった…。