絶対可憐チルドレン 40 (少年サンデーコミックス) の感想

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参照データ

タイトル絶対可憐チルドレン 40 (少年サンデーコミックス)
発売日2014-12-18
製作者椎名 高志
販売元小学館
JANコード9784091254146
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

少年漫画で一番好きなのがワンピースでもマギでもなくこの作品。新シリーズは高校編でどうなるかと思ったが予想以上に面白い。40巻まできてもまだ魅力的なキャラがでてくるしギャグも面白い。絵も新シリーズからさらに洗練されてるし、面白さのレベルが下がらないのがすごい。もっとブームがきてもいい作品だと思うんだけど。

連載では読んでおらず、作者のブログを見て「この皆本を若くしたような新キャラは誰なんだろー?」と思うばかりの自分だったが。
なるほどこう来たか。
前巻の中学生編までで、連載当初からの最大の懸案事項にはとりあえずカタがついた。
完全にクリアになったわけではないが、予定されたバッドエンドの本質は一応回避できた(のだろうと読者は思わされている)。
それでまだハナシを続ける意味はあるのか?いやファンとしてはいつまででも読み続けたいんだが、主軸を欠いて同じことを続けるのも苦しかろうと。
そんななか、これまでの予言に表れていなかったキャラを登場させることで、作者がブログで書いている通り「物語の基本構造」、そして語りの方向性を変えてきた。
小学生編のラストに皆本が子供に戻ってしまう(という集団催眠を兵部がかける)エピソードがあったが、この新キャラはまさに若き皆本を皆本自身が育て直すことで皆本が、そしてチルドレンが成長し、真にバッドエンドを回避するための布石なのかな…とか。
読み続け、そして見届けたい。
(しかし兵部は、局長は、ティムとバレットは… 大人になれるのかな…)

それはそれとして、チルドレンの新コスがエロくて非常によいです。
高校生通学時は髪形をイメチェンしてるのに、「変身」すると元に戻る演出もよい。「チルドレン」に戻るわけですね。

 ヒロインと幼い頃出会っていて、記憶を消されそうになったが実は憶えていて、高校生になったらその子と再会して、好きだと告白して相手も即お断りという風でもなさそうで、事件に頭を突っ込んだらいきなり手柄を立てちゃって、巨大組織に隠れていた素養を見出されたりしてしまって、そこに将来是非うちに来てくれと誘われたりもして、敵の首魁にはいきなり目をつけられた

 うーん、ホント漫画みたいな展開――。現実なら「中二病乙」の一言ですむんですが、この場合漫画の中での話なので最早どうしたらいいのやら……。その当事者たる新キャラ松風くんは、チルドレンたちの高校生編の臨時主人公ポジ兼第三者視点キャラみたいですね。整理キャラ、と言ってもいいですが。40巻まで来てあまりに複雑になった物語、その人物相関図などの整理の為の、ね。
 能力も素質も意欲もある、おまけにヒロインへの好意までも。今の皆本の位置、その後任として設定されたらしい松風くんですが、今のところ主人公っぽいですマジで。1巻で示された未来、その否定後のこの世界線で皆本は目の前の「女王にはならないであろう薫」への好意を自己否定しています。対して、「高校生である今の薫」に好意を寄せる松風くん。この対比が、松風くんの最大の存在意義でしょうね。それ以外にも、まだ隠された要因もあるかもですが……。
 兵部が生徒会長として登場というネタは、鉄板というかお約束というか中二病乙というか、まあ概ねそんな感じでした。もちろん周りの総ツッコミを受けてはいましたが、ふざけはしても無駄なことは何ひとつしないこの人のこと、「ナニかある」のでしょう無論。それが松風くんに関連してのことなのかどうなのか、それはまだ分かりませんがね。
 チルドレン3人は髪型も変わったりと、高校生らしくオシャレ全開です。それでも黒い幽霊がまだ暗躍していたりと、世界に闇はまだ蠢いています。頼れる仲間たちは傍にいる、頼れる上司も、頼れる敵(仮)組織も、頼れる敵(仮)首魁も。何も決まっていない未来で、松風くんまで含めここからどんな物語が紡がれていくのか?41巻も楽しみにしています。

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