日曜劇場 「ごめんね青春!」 の感想
参照データ
タイトル | 日曜劇場 「ごめんね青春!」 |
発売日 | 2014-12-22 |
製作者 | 宮藤 官九郎 |
販売元 | KADOKAWA/角川マガジンズ |
JANコード | 9784047316980 |
カテゴリ | ジャンル別 » エンターテイメント » テレビ » TBS・毎日放送系 |
購入者の感想
本書は、完成した作品に沿って編集された「シナリオ採録」ではなく、純然たるシナリオ集です。ですから、放映されたドラマではカットされたシーンやセリフが残されています。終盤を中心に、泣く泣くカットされた部分がたくさんあることがわかり、DVDでは復活してくれないかなぁと期待が高まります。一方で、カットしたことで良くなったのでは、と感じる部分も。
第9話とか、終盤の2人のシーンのために、前半が相当刈り込まれているのがわかります。
シナリオそのものもとても楽しく、泣き笑いしながら読めますが、それに加えて、ほとんどト書きのないセリフだけのシナリオから、あの映像をつくりあげる演出のチカラに感服します。多くの方々のイマジネーションが紡ぎあわされて、すばらしいドラマになったんだなぁ、と。
宮藤さんによる「まえがき」や、キャスト・スタッフへの一問一答もあり、どうして第1話には「カバヤキ三太郎のごめんね青春」がなかったのか、などが明らかになったりしますが、そういったオマケはごくわずかで、基本的にピュアなシナリオ集です。
これは、ドラマを観た人への、ご褒美だろうと思います。このシナリオに、たくさんのものを足さないと、放映されたドラマにはなりません。けれど、足されたたくさんのものを観て、味わった人には、このシンプルなシナリオで充分に追憶に浸れます。
第9話とか、終盤の2人のシーンのために、前半が相当刈り込まれているのがわかります。
シナリオそのものもとても楽しく、泣き笑いしながら読めますが、それに加えて、ほとんどト書きのないセリフだけのシナリオから、あの映像をつくりあげる演出のチカラに感服します。多くの方々のイマジネーションが紡ぎあわされて、すばらしいドラマになったんだなぁ、と。
宮藤さんによる「まえがき」や、キャスト・スタッフへの一問一答もあり、どうして第1話には「カバヤキ三太郎のごめんね青春」がなかったのか、などが明らかになったりしますが、そういったオマケはごくわずかで、基本的にピュアなシナリオ集です。
これは、ドラマを観た人への、ご褒美だろうと思います。このシナリオに、たくさんのものを足さないと、放映されたドラマにはなりません。けれど、足されたたくさんのものを観て、味わった人には、このシンプルなシナリオで充分に追憶に浸れます。