制服至上 台湾女子高生制服選 日本語版 の感想

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先に台湾 女子高生 のイラスト集 「 制服至上 ： 臺灣女高中生制服選」を購入してからこちらも購入しました。

日本語版限定の書き下ろしはとてもかわいいです。これだけでももう１冊買った価値がある…と言いたいところですが、いくつか相違点がありました。

【嬉しかった相違点】
・最初のページと最後のページ（著者や発行者が記されているページ）に背景が加えられた：背景が加わったことで台湾らしさが倍増した感じです。
・装丁がしっかりしている：台湾版は糸綴じ＋のり綴じでちょっと頼りなく、日本語版はのり綴じでしっかりしています。

【残念だった相違点】
・表紙カバーの紙質が悪い：台湾版の表紙カバーは写真で例えるなら光沢紙で厚みもあり丈夫、日本語版は絹目に近く薄っぺらでへにゃへにゃです。
・色合いがちょっと違う：日本語版は青色が鮮やかすぎるようです。紫が青紫に見えます。

それと翻訳について。
・帯の文章が軽薄すぎます。「JK制服コレクション」って…中身の重厚さに合いません。
・「楽儀隊」「儀隊」は台湾独自の文化ではないかと思います。それを「マーチングバンド」と統一して訳すのはいかがなものかと。
解説文に「隊長」「隊員」と記載しているなら、訳さず「楽儀隊」「儀隊」のままでよかったのでは？

画集として楽しみたいなら書き下ろしもある日本語版、台湾文化をストレートに知りたいなら台湾版がお薦めです。

個人的には表紙カバーの紙質と翻訳文が残念なので★を１つ減らします。