Panaracer(パナレーサー) RACE A Evo2 [all around] 700×23C レッド F723-RCA-R2 の感想

GIANT　ＴＣＲ　COMPSOSITE ２に装着しました。第1印象は、とにかく良く転がるタイヤであること。平地では本当に軽く走れるようになったのが実感できます。実際の話し、ローラー台（ローラー径Φ８０）での走行時はタイヤがたわむため抵抗が大きめになりますが、このタイヤであればΦ８０ローラーでも抵抗が少なくなり、GIANTの新車時装着タイヤからの履き替えでは、ローラー上での走行速度が１０〜２０％ほど高くなりました。実走行ではそこまで速くはなりませんが、転がり抵抗は十分小さいタイヤだと感じられます。

さらに安心なのが下り坂などのコーナリングです。やや三角断面のこのタイヤ、リブモほどではありませんが倒し込むと切れ込む様にコーナリングして行きます。ラバーグリップの良さと、この断面を利用して曲がると、２３Ｃのタイヤでもかなり思い切ったコーナリングができます。
コーナーに入ってからは、一定コーナーＲ、一定バンク角で曲がるようにすることが、このタイヤを生かすコツだと思います。

空気圧は７００〜１０５０Kpaが指定されています。かなり高圧にできるタイヤのようですが、私（体重６５Kg）の走る路面は荒れているところも多いので、通常は前７００、後ろ７５０Kpaで走っています。８００Kpa以上では振動がきつすぎます。７００Kpa程度でも走行抵抗は十分に低い印象ですので、通常はそんなに高圧にしなければならないとは思えません。

総合評価として、このタイヤを使っていれば、レースでも練習でも、何をするにしても十分こなせるタイヤですし、パンクプロテクションされていてこの重量ですからその点でも十分に満足できます。

次にタイヤを替えるとしたら、この同じタイヤの２５Ｃをはかせようかと考えています。またＲ’ＡＩＲチューブも使ってみたいと思っています。

週末用のハイグレードタイヤをいろいろ模索してます。

主にエクステンザRR1X、SL、ミシュランpro3、シュワルベ アルトレモZXとの比較になります。

結論から言うと、耐パンク性能に対して、タフです。(ハイグレードタイヤとしては・・・になりますが)

「こんなタフなハイグレードタイヤが欲しかった!!」と、勝手にキャッチコピーを思い描いてしまう程(笑)

特にサイドカットには比較的、強い印象です。

私の使用環境は余り良くなく、歴代のハイグレードタイヤ達は、ことごとくパンクに悩まされ、最終的にはサイドカットにより使用不可能になってきました。

しかし、このタイプAは今のところ(まだ1500キロ程度ですが・・・)細かいカット傷はあるものの、パンクは１度も無し、安心感すら感じます。

それでいて、転がり抵抗・漕ぎの軽さ・ドライ、ウエット共に高いと言えるグッリプ性能、ハイグレードタイヤとして全く問題無く、素晴らしいレベルです。

しいての弱点をあげるとすると、組み込みずらさでしょうか

今まで20種類以上のタイヤを交換してきましたが、こちらの意味でも歴代最強です・・・

ただ、この弱点自体は私的に評価の減点にはなりませんし、それがあっても、余りある高性能とタフさ

ハイグレードな性能を要求しつつ、なるべくパンクはしたくない・・・という方には、お薦め出来ますよ♪

注：あくまで私の履いてきたハイグレードタイヤの中では・・・の比較になります。
ハイグレードタイヤでなければ、まだまだ耐パンク性能高いタイヤもありますので。

〈追加〉その後、アスファルトの深く長めに開いたクラック（ヒビ）に前後とも落とし込んでしまいました。
リタイアを覚悟したのですが、サイドウォールがズタボロになりながらも耐え抜き、完走まで導いてくれました。
他のタイヤなら、確実にパンクしていたと思います。
残念ながら、今回で交換になりますが、ボロボロな姿が誇らしく思える程、タフで頼りになるタイヤでした。