つながる心 ひとりじゃない、チームだから戦えた 27人のトビウオジャパン (集英社文芸単行本) の感想
参照データ
タイトル | つながる心 ひとりじゃない、チームだから戦えた 27人のトビウオジャパン (集英社文芸単行本) |
発売日 | 2013-09-12 |
製作者 | 松田丈志 |
販売元 | 集英社 |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » ノンフィクション |
購入者の感想
15歳の女子高生・渡部香生子選手から29歳のKING・北島康介選手まで。
個性もバック・グラウンドもバラバラな27名の「トビウオ」たちが、
どのような心構えでオリンピックに臨み、1つのチームとして戦い、
史上最多11個のメダルを獲得したのか――。
「競泳」という個人競技でありながら、なぜ「チーム力」が必要なのか。
そんな疑問から本書を手に取りました。
そこに書かれていたのは、「個人競技であっても、人は一人では戦えない」という、
非常にシンプルなメッセージでした。
本書は、競泳日本代表選手27名が、代表に決まってからオリンピックに臨み、
結果を出し、日本に帰国して迎えられる中で、
チーム作りのために実践したこと、感じたことなどが書かれています。
「オリンピック」というと、メダリストだけが注目されがちですが、
本書は結果を出せなかった選手も、書き手として参加しています。
当然、メダルに手が届かなかった/自己ベストを更新できなかった悔しさも滲ませていますが、
今回のオリンピックをバネに、今後の飛躍を誓う選手の言葉は、読んでいて清々しいです。
「チームの一員として戦えたことがうれしい」という若手選手の言葉に、
さらなる可能性が感じられます。
またベテラン選手らがよいチームを作るため、
どのようなことを実行(時には腐心)したのかも、
書かれています(こちらがメインテーマ)。
例えば、キャプテン・松田丈志選手は「チームを作り、まとめる」ため、
鳥瞰的にチームを見る。副キャプテン・藤井拓郎選手は、
「男でスミマセン」的なコミュニケーション術で、チームの団結に貢献する。
さらにベテラン・寺川綾選手は、女子チームをまとめるためにあえて嫌われ役を買って出る。
チームとして一丸となるために、自分は何をすべきなのかをも考え,
実行したその「人間力」の高さには頭が下がります。
特に巻末の対談で、北島康介選手が「自分はベテラン選手とあまり絡みたくないと
個性もバック・グラウンドもバラバラな27名の「トビウオ」たちが、
どのような心構えでオリンピックに臨み、1つのチームとして戦い、
史上最多11個のメダルを獲得したのか――。
「競泳」という個人競技でありながら、なぜ「チーム力」が必要なのか。
そんな疑問から本書を手に取りました。
そこに書かれていたのは、「個人競技であっても、人は一人では戦えない」という、
非常にシンプルなメッセージでした。
本書は、競泳日本代表選手27名が、代表に決まってからオリンピックに臨み、
結果を出し、日本に帰国して迎えられる中で、
チーム作りのために実践したこと、感じたことなどが書かれています。
「オリンピック」というと、メダリストだけが注目されがちですが、
本書は結果を出せなかった選手も、書き手として参加しています。
当然、メダルに手が届かなかった/自己ベストを更新できなかった悔しさも滲ませていますが、
今回のオリンピックをバネに、今後の飛躍を誓う選手の言葉は、読んでいて清々しいです。
「チームの一員として戦えたことがうれしい」という若手選手の言葉に、
さらなる可能性が感じられます。
またベテラン選手らがよいチームを作るため、
どのようなことを実行(時には腐心)したのかも、
書かれています(こちらがメインテーマ)。
例えば、キャプテン・松田丈志選手は「チームを作り、まとめる」ため、
鳥瞰的にチームを見る。副キャプテン・藤井拓郎選手は、
「男でスミマセン」的なコミュニケーション術で、チームの団結に貢献する。
さらにベテラン・寺川綾選手は、女子チームをまとめるためにあえて嫌われ役を買って出る。
チームとして一丸となるために、自分は何をすべきなのかをも考え,
実行したその「人間力」の高さには頭が下がります。
特に巻末の対談で、北島康介選手が「自分はベテラン選手とあまり絡みたくないと