放課後オーバーフロウ の感想

楽曲は二曲とも「学園物」としてのマクロスＦらしさがよく出ていると思います。

放課後オーバーフロウは他の方のレビューの通り、意味深な歌詞、ランカ＝中島さんの歌唱力の成長、
音楽の多彩さ、「可愛いくてかっこよくて切ない」絶妙なニュアンスで成り立った名曲だと思います。
「ずっと愛してる」のランカのまっすぐさ、一途な強さというものが伝わってきて、切なさにきゅーーんとなります。
劇中で使われる場面を勝手に妄想して熱くなっています。劇場版後編がどういう風になるか、予測しがいがあります。
ラジオで流れたときからその部分だけ繰り返し聞くくらい気に入っていたので、ついにフルで聞くことができて感無量です。

get it on〜は楽しげな学園生活が目に浮かぶような、明るく陽気なロック。
「放課後〜」とはまた違った、でも確固としたマクロスＦの「学園物」の世界です。

気になったのは、このget it onの合唱パートのメインボーカルがほぼシェリルで、ランカはコーラスといったバランスになっていること。
曲自体は素晴らしいのに、「ランカ・リーfeat.シェリル・ノーム」という表記に疑問ありで、複雑です。
ランカのシングルということでわざわざこの名義にしたのでしょうが、逆の方がよかったのでは…というくらい、ボーカルの比率に差があると感じました。
もとはゲームのための主題歌ですから、シェリルがメインボーカルであることは全く文句はないです。

来週発売のゲームとタイミングは合っているし、同時収録は理にかなっていると思います。
でも、「待望の(ほんとに待ってました)ランカの2ndシングル」と銘打ったからには、カップリングもランカのソロで聞きたかったという思いがあります。
シェリルファンの方にも、せっかくシェリルが歌っているのに、ランカ名義ののシングルで、
feat扱いなのはどうなんだろう、けしていい気がしないのではと考えてしまいます。(イラストにシェリルがいないのも…)

オビ裏にいるランカが可愛くて、嬉しいからこそ、ランカで１００％にしてほしかった。