ナンバーワン社労士 必修テキスト 2015年度 (TAC社労士ナンバーワンシリーズ) の感想

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社労士の基本書に関しては、同じTAC出版からナンバーワン社労士ハイレベルテキストというシリーズが出版されています。
本書では、全体を俯瞰したりまた、最終的なポイントを確認・整理（復習）するという使用方法をお勧めします。

また、選択式対策としては、メインとなる部分が条文ベースでの記述ではないため、て新味な論点が出題された場合、本書だけでは対応できない可能性があります。

あと、限られたボリュームにまとめるため、仕方がなかったかもしれませんが、
例えば）全国健康保険協会への国庫補助に関する前期高齢者納付金（給付費部分）と後期高齢者支援金（前期高齢者にかかる後期高齢者支援金部分）のあたりは、箇条書が非常に理解しずいものでした。難所への解説がもう少し欲しい。（ハイレベルテキストでは丁寧に説明してありました。）

私は、理解（腑に落ちないと）しないと暗記（長期記憶）できないため、結局、そちらも購入しました。
ハイレベルテキストに書いてあることは、必須テキストも網羅しているため、ハイレベルテキストをお勧めします。

以下は2013年に発行された2014年度試験用テキストのレビューを、2015年度用テキストのレビューとして転用し記載させて頂いております。資格試験用参考書という性質上、ご容赦ください。尚、テキストの全面改定等が行われ、2014年度版と2015年度版の同一性が失われた場合は、直ちに削除させて頂きます。

本屋で立ち読みをしては、これもいい、あれもいい、全部いい、とついつい何冊も買ってしまう参考書。
私も仕事帰りに本屋に行っては、そのような行動をとっていました。それほどまでに各資格予備校の参考書はどれも魅力的にみえるものです。
この参考書もその中の一冊です。では、どうしてこの参考書をえらんだのか？　答えは単純、労働保険分野と社会保険分野とで本を分離できるからです。ペラペラの紙質とはいえ、通勤カバンに900~1000Pもの分厚い参考書を入れることは、場所をとるは、重いはで、なかなかに大変です。しかし、この本だとその労苦が半分で済みます。通勤時間中、昼飯タイム中、また、家で寝っ転がってみるのにも最適です。腕が疲れません。そのおかげか、8~9回程よむことができました。
本の中身については、広く浅くポイントを絞って書かれています。この程度の記述でいいの？と不安になるかもしれませんが、そこは大手予備校の看板を信用していいと思います。
日々に疲れ、家に帰ってまで机に向かいたくねえよというサラリーマンの方々へ、ゴロンと横になって何度も読み返してみてください。寝落ちすることも多々ありますが、参考書が顔に落ちてきても痛みは半分で済みますから。
私は当該参考書を多読した後、同社から発行されている科目ごとの過去問を何度か解き、試験直前に発行される統計資料集や法改正・白書抜粋集に目を通し、なんとか試験をPASSしました。ビンボー暇なしサラリーマンではこれが限界でしたが、お金に余裕がある方は、通学又は通信講座を受講することをお勧めします。