Epidemiology: Beyond the Basics の感想
参照データ
タイトル | Epidemiology: Beyond the Basics |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | Moyses, M.D. Szklo |
販売元 | Jones & Bartlett Pub |
JANコード | 9781449604691 |
カテゴリ | » 洋書 » Special Features » all foreign books |
購入者の感想
この本と同列の水準には,Leon Gordisの『疫学 -医学的研究と実践のサイエンス-』,Stephen Hulleyらの『医学的研究のデザイン -研究の質を高める疫学的アプローチ- 第3版』,津田敏秀の『医学と仮説――原因と結果の科学を考える (岩波科学ライブラリー)』などがあります.ここでは本書とその他の3冊を比較してみます.
まずSzkloらによる本書は,観察研究(コホート研究,ケースコントロール研究)に関する記載が豊富です.高校数学のレベルでロジスティック回帰やCox比例ハザードモデルの概要を理解させてくれます.英語は平易で,具体例から概念を理解させる方針を取っているため,初学者でも理解しやすいと思います.
Gordisの本は,大げさに言うと人文科学,社会科学,自然科学にまたがる内容となっています.細かく説明すると,疫学の歴史,因果推論,疫学者と倫理,standardized mortality ratio(標準化死亡率)といった内容を,数学というより四則演算や図で理解させてくれます.
Hulleyらの本は,タイトル通り「研究デザイン」(研究をデザインする際の方法論)が中心の本です.これも数学は1冊目と同様です.
まずSzkloらによる本書は,観察研究(コホート研究,ケースコントロール研究)に関する記載が豊富です.高校数学のレベルでロジスティック回帰やCox比例ハザードモデルの概要を理解させてくれます.英語は平易で,具体例から概念を理解させる方針を取っているため,初学者でも理解しやすいと思います.
Gordisの本は,大げさに言うと人文科学,社会科学,自然科学にまたがる内容となっています.細かく説明すると,疫学の歴史,因果推論,疫学者と倫理,standardized mortality ratio(標準化死亡率)といった内容を,数学というより四則演算や図で理解させてくれます.
Hulleyらの本は,タイトル通り「研究デザイン」(研究をデザインする際の方法論)が中心の本です.これも数学は1冊目と同様です.