エロティック・キャピタル すべてが手に入る自分磨き の感想

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参照データ

タイトルエロティック・キャピタル すべてが手に入る自分磨き
発売日販売日未定
製作者キャサリン・ハキム
販売元共同通信社
JANコード9784764106383
カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » 社会学 » 社会一般

購入者の感想

 一言で書くと「美は資本也(美的資本主義と呼んでも良い)」ということ。
もう、フェミニストの皆様が読んだたら血相変えて批判するか、それともあまりに軽薄といって無視するか…
両極端の反応しか出てこないのでは?と勝手に想像してしまうくらい刺激的で、且つ面白い論文です。

 エロティック…という表題に「性的」なものだけを連想してしまうかもしれません。著者の言を借りれば
それは「美しさ、セックスアピール、快活さ、着こなしのセンス、人を引きつける魅力、社交スキル、性的能力
などが組み合わさった外見的な魅力と対人的な魅力を総合したもの(本文p17より)」とのこと。

 それを生まれもって身につけている人は、そうでない人より金銭面、社会的地位、人付き合い等々で有利である!と。
また、身につけてない人でも、努力次第で手に入るとも−*1)豊富な実証データで−説いています。
(実際、ここら辺について、我々は実社会で体感しています。それを可視化したのが、この本の業績のひとつ)

*1)これについては著者にとって都合のいいデータだけ拝借、という可能性もあるが、私には分かりません。
 ただ、売春について述べた部分は、マイナス部分を軽視し過ぎの感あり。

 そして(ここが一番刺激的なのだが)それが他者より秀でているのなら、どんどん使って、自分の人生を
豊かにしなさい、と(豊かには金銭面、仕事面等いろいろある)。

 美しさで人を落とせるなら、それを活かして何が悪い!と。逆にそれを活かせないのは、自分の地位を
脅かされることを恐れた男性既得権益者と、女性解放を謳いながら(結果的に)男性既得権益者の考えに乗った
フェミニストが作った「幻想」にすぎないと(そしてそれが幅を利かせているだけとも)。

 冒頭に記したとおり刺激的ですが、女性を囲むいろんな柵を突破するにはこれくらい過激な論もありでしょう。
過激であっても、トンデモではないので。分かってても語ることを躊躇する感のあった「美的資本」の有意性を
説いたこの本、読者の価値観も破壊してくれるかもしれません。

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共同通信社から発売されたキャサリン・ハキムのエロティック・キャピタル すべてが手に入る自分磨き(JAN:9784764106383)の感想と評価
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