ニッポンの洞窟 (イカロス・ムック) の感想

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参照データ

タイトルニッポンの洞窟 (イカロス・ムック)
発売日販売日未定
販売元イカロス出版
JANコード9784863206212
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購入者の感想

  題名と表紙の写真の印象から、コアの人のためのケービングの入門書かなとはじめは思った。だが実際は、読者対象は広い意味で、洞窟に興味がある初心者のための探訪・冒険案内書という感じの本だ。
  表紙をめくるとさらにこんな風に初心者を誘う。「暗い、怖い、おまけに寒い・・・でも冒険心をみたしてくれる。そこが『地底の王宮』洞窟。全国に存在する洞窟の奥深くで待ち受ける神々、石像、自然がつくりあげた地底のアート鍾乳洞、数千年にわたって風と砂が築いた海蝕洞・・・『洞窟』には想像を超える世界が広がり、さまざまな性格と顔を持って迎えてくれる。それが魅力であり、特徴でもある。さあ、まだ見ぬ闇の空間、光届かぬ地底世界への旅に出かけよう」
  洞窟は大きく分けると2種類。1 自然にできたもの。 2 人が掘って作ったもの
1 は洞窟の成因からさらに大まかに三つ分類される ア 溶岩洞、 イ 海蝕洞、 ウ 溶食洞(石灰岩洞)。一般的な鍾乳洞はウとなる。 2にあたるのは鉱山の坑道跡、石切場跡、防空壕跡、個人が何らかしらの目的でほりぬいた洞等。
  どのタイプの洞も写真で見ると、どれもすべて即パワースポット然としている。意外だったのは、自分の住んでいる場所に割と近いところに、摩訶不思議な空間が存在していることだった。
  自然にできた洞窟は神秘的な雰囲気を持っているから古くから信仰の対象になっている場合が多く、中には修験道の「行場(ぎょうば)」になっているところもある。また、本書は守備範囲も広く、和歌山県南紀勝浦温泉ホテル浦島の忘帰洞洞窟温泉等の観光スポットも取り上げている。
  個人的には、なにか変わった探訪地を求めていたので、これから本書をだしにして探訪の旅がしばらくできそうだ。
  案外、読者の身近にかなりの穴場があるかもしれません。

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