心霊探偵八雲 (9) 救いの魂 (角川文庫) の感想

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タイトル心霊探偵八雲 (9) 救いの魂 (角川文庫)
発売日2014-12-25
製作者神永 学
販売元KADOKAWA/角川書店
JANコード9784041019450
カテゴリ »  » ジャンル別 » 文学・評論

購入者の感想

八雲は含まないで欲しいが、作中の事件関係者全員が蒼井秀明の犯行の動機に何故か感動して正気を疑う異常な光景だな。

秀明は自身の父とシングルマザーの香織という女性の再婚により義兄妹になった優花(ゆうか)が殺人を犯したと思い込んで証拠隠滅・自殺教唆、果ては優花に頼まれて調査していた高校時代の“友人ではない”元同級生の八雲を拉致し、本当に高校時代に吹聴していたように霊が視えるのならば絶対に近づく筈の無い自殺者の魂の坩堝“青木ヶ原樹海”に放置してしまった。しかし、放置場所にそこを選んだことで高校時代も事件後も吹聴した嘘が発覚したのだが。

優花の実父・檜山健一郎の失踪した恋人で蒼井秀明の父の再婚相手の義母・香織が父親の霊視能力を遺伝的に受け継ぐ娘・優花を産んだことを知らなかった事実を、秀明は知っていて優花を利用しようとしたと思い込んでしまった。更には、檜山は京佳に殺されたことを知らなかったとはいえ刺殺された檜山の死体を発見し、檜山と彼ら父娘を利用しようとした女との争いを止めようとして突き飛ばされ頭を打って意識を失い倒れていた優花を信じようとせずに彼女が檜山を殺したと思い込んだ。
正式に捜査が行われれば最短で正しい結果、京佳が殺人犯だと判明して逮捕されたのだ。何もかも義妹の肉体を狙う秀明の邪な目的に歪んだ心が生み出した妄想が原因で混迷化させてしまった。

それにしても後藤は役立たずだ! 頭空っぽで暴力を振るうしか能が無い熊のくせに、曲がりなりにも元刑事のくせにトーシローの秀明の八雲拉致を許すなんて呆れた。晴香も“クラスメイトはイコール友人ではない”という当然の現実が見えない妄想の塊なのは相変わらずだ。

「もう、止めて下さい! 今度は、私が真琴さんを守ります! 守れる男になります! だから、あんなことは、もう止めて下さい! 真琴さんがいなくなるくらいなら、私が死んだ方がずっといい!」

八雲は含まないで欲しいが、作中の事件関係者全員が蒼井秀明の犯行の動機に何故か感動して正気を疑う異常な光景だな。

秀明は自身の父とシングルマザーの香織という女性の再婚により義兄妹になった優花(ゆうか)が殺人を犯したと思い込んで証拠隠滅・自殺教唆、果ては優花に頼まれて調査していた高校時代の“友人ではない”元同級生の八雲を拉致し、本当に高校時代に吹聴していたように霊が視えるのならば絶対に近づく筈の無い自殺者の魂の坩堝“青木が原樹海”に放置してしまった。しかし、放置場所にそこを選んだことで高校時代も事件後も吹聴した嘘が発覚したのだが。

優花の実父・檜山健一郎が失踪した恋人で蒼井秀明の父の再婚相手の義母・香織が自身の霊視能力を遺伝的に受け継いでしまった優花を産んだことを知らなかったことを、秀明は知らずに優花を利用しようとしたと思い込んでしまった。更には、檜山は京佳に殺されたことを知らなかったとはいえ刺殺された檜山の死体を発見し、檜山と彼ら父娘を利用しようとした女との争いを止めようとして頭を打って意識を失い倒れていた優花を信じようとせずに彼女が檜山を殺したと思い込んだ。
正式に捜査が行われれば、最短で正しい結果、京佳が殺人犯だと判明して逮捕されたのだ。何もかも義妹の肉体を狙う秀明の邪な歪んだ心が生み出した妄想が原因で混迷化させてしまった。

それにしても後藤は役立たずだ! 頭空っぽで暴力を振るうしか能が無い熊のくせに、曲がりなりにも元刑事のくせにトーシローの秀明の八雲拉致を許すなんて呆れた。

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