つぼねのカトリーヌ The cream of the notes 3 (講談社文庫) の感想

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参照データ

タイトルつぼねのカトリーヌ The cream of the notes 3 (講談社文庫)
発売日2014-12-12
製作者森 博嗣
販売元講談社
JANコード9784062779920
カテゴリジャンル別 » 文学・評論 » 文芸作品 » 日本文学

購入者の感想

自分の小説がドラマ化されているのに著者はテレビを消せとおっしゃる。痛快だ。
この本ほど自由な森博嗣の本は無いと思う。
一人称が森から僕になっていた事に違和感を覚えたけどこれはいつから?
自分の思考のエレメントモデルを作るのにこの本は最適です。
また出してください。ありがとうございました。

 著者が感じていることを、100個のコラムにして書れています。100の内容も、著者自身のことから始まって、仕事のこと、社会のこと、死生観など様々なことに富んでます。読んでいて、いちいちなるほどと思ったし、反面、自分がいかに考えていないのかがわかりました。また土屋賢二さんが本の解説をしており、その内容にクスッとしてほっこりした気持ちになりました。

個人的には、下記のタイトルの内容が特に頭に残りました。

5「今のままで良いのか」といつまでも意識したい。(p30)
20 人に嫌われる覚悟が、人生の活路になることがある。(p60)
24 本を読んでも、自分を知ることはできない。(p68)
28 人生なんてものは、思いどおりにしかならないのだ。(p76)
70 人間の物差は伸び縮みする。(p160)
77 夢を叶えることなんて大したことではない。日常である。(p174)
82 自分の空間をできるだけ広く持った方がよい。(p184)

という何とも稀有な作品。
内容ももちろんおもしろいし、得られることもあるのだが自分は一応ファンらしいので書かれている内容はすでに読み知ったものも多い。

まあ、少なからず新しい視点を発見できたので良しとしよう。そう思い最後にちらっと土屋賢治の解説を読むと何故か大きく笑ってしまった。
不思議な文章だ。以前森先生が一番ユーモアを持っているのは土屋先生と言っていたような気がする(記憶違いかも)

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