福島 嘘と真実―東日本放射線衛生調査からの報告 (高田純の放射線防護学入門シリーズ) の感想

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タイトル福島 嘘と真実―東日本放射線衛生調査からの報告 (高田純の放射線防護学入門シリーズ)
発売日販売日未定
製作者高田 純
販売元医療科学社
JANコード9784860034177
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福島原発事故で1ケ月後に福島第一原発の正門前で平服で自身の写真を撮影しています。
福島原発事故の規模は民主党政権によって過大に誇張された嘘を暴いた証明写真です。

誤った政府介入による住民と家畜の被害が甚大
福島の核放射線は心配なく健康被害なし

表紙に記されている上の文がこの本の結論。事故後の福島第一原子力発電所敷地外で起こった被害(出荷制限、摂取制限、非難措置、風評被害など)のほとんどが、放射線ではなく人が引き起こしているという私の考えを裏付けてくれるレポートである。
他の専門家が外からやいのやいの言っているのを尻目に、震災一ヵ月後の四月十日に福島第一原子力発電所の正門前まで、著者の相棒ポータブルラボをもって赴き周囲の放射線を計測(当然、それまでの行程中にも各地点で測定している)し、その評価を行っている。
避難所にいけば、希望者の被曝線量を計測し、問題ないレベルと言っている。ここで、計測したのが数十人であるのでサンプルが少ないと言う意見もあるだろうが、周囲の空間線量、地表面のアルファ線のカウントなど必要なファクターも計測した上での結論であるので問題ないだろう(低線量放射線の身体影響にはかく乱要因も非常に重要となり、サンプル数は多ければよいものではない)

私自身は閾値なし直線仮説などは信じていないし、低線量被ばくによる身体影響については問題なしの立場をとっているが、この著者は放射線防護が専門ではあるが放射線医学や身体影響についての専門ではない(放射線計測がその専門だと考える)ので用いるリスク予想についてはICRPのリスク値やチェルノブイリ後のWHOのレポート、そして自身で見てこられた世界各地の核災害の現場とその周辺の住民の様子を基として述べてある。なので私より厳しい評価になるはずであるが、それでも問題なしと結論付けられていることにこのレポートの重要な意味がある。

著者の他の書籍には「このような測定値や評価は現地の住民のためのものである」とのくだりがあった。それを考えるならば、福島、宮城、茨城などでは500円程度で販売し、避難所や仮設にいるかたがたで希望者には無料で配布するなどしてはいかがか。私のような興味ある者や、専門家などが購入する専門書的な値段設定になっている、医療科学者の方、英断を下していただけないだろうか。それほど今、広めていかなければならない内容のレポートである。

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