異端力のススメ―破天荒でセクシーな凄いこいつら (光文社文庫) の感想

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参照データ

タイトル異端力のススメ―破天荒でセクシーな凄いこいつら (光文社文庫)
発売日2012-09-12
製作者島地 勝彦
販売元光文社
JANコード9784334764692
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 倫理学・道徳 » 倫理学入門

購入者の感想

甘い生活があれば十分かと思います。あえて買うまでの必要性は感じませんでした。

 50歳前後の男性にとってシマジ氏は「100万部雑誌の強烈キャラ編集長」として記憶に残っているのではないか。黒子だったはずの編集者が実名で次々登場、しかも変わった人ばかり、その“サーカス”を統率する“団長”のような存在。博覧強記、美食家でジョーク好き、開高健氏とのジョーク集水の上を歩く? 酒場でジョーク十番勝負 (集英社文庫)は大作家と渡り合って一歩も引けをとらぬ。

 その島地氏が集英社退社後エッセイストとして活躍、いずれも楽しい本であるが本作は「シマジが薫陶を受けた怪人たち」として直接触れ合った傑物、今東光(作家・僧侶)、坪内寿夫(実業家)、小室直樹(学者)、開高健。「シマジが鍾愛する怪物たち」として近代史の人物、宮武外骨(明治時代の編集者)、レオナール・フジタ(藤田嗣治、画家)、白洲次郎VS薩摩治郎八(放蕩息子)、南方熊楠(博物学者)を評している。

 特に前半、直接著者が接した4人のエピソードは間近で見ているだけに面白い。いずれもスケールのでかい男たちである。そして「プレイボーイ」編集長であっただけに「女」の話題も豊富である。後半の5名は有名な人物ばかりだが、特にフジタの過小評価(戦時中軍部に協力して戦争画を描いた事で戦後黙殺された)、白洲次郎の過大評価(ヒーローのように扱われているが史実にはかなりハッタリがある)は目からウロコだった。

 

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