ONE PIECE 74 (ジャンプコミックス) の感想

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参照データ

タイトルONE PIECE 74 (ジャンプコミックス)
発売日販売日未定
製作者尾田 栄一郎
販売元集英社
JANコード9784088800691
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

回想パートは過去作と比べても見劣りしないくらい切なくて良い出来でした。

けれども長期連載作品としての物語の見通しが立っていないんじゃないかと不安になる巻でした。第二部(?)が始まって以降ずっと気になっている部分でもあるのですが、2年間の修行を経てキャラクターが成長するどころか幼児化してしまっている気がする。W7やマリンフォードまではそれなりにキャラの葛藤や成長が丁寧に描いてあったのに、それらすべてを台無しにするようなキャラの動きがとても悪目立ちしています。(今回はウソップでした)
昔から話の整合性がとれていたかと言われれば微妙です。けれども娯楽作品として、それらを差し引いても昔のONE PIECEは読みごたえのある漫画だったはずです。いっそ尾田先生も2年間ほど休載して、設定をある程度は練ってから新世界編も盛り上げて欲しいです……

前回の過去編で目的が定まって盛り上がりを見せ始めた巻です。
キュロスの過去はお決まりの泣ける話。テンポも良く私は好きでした。
敵の新しいキャラクターは相変わらず覚える気になれず…シュガーとおしゃぶりのオジサンだけは存在感がありました。

全体的に面白かったのですが今回のウソップの行動にかなり引きました。
ちょっとはたくましくなったのかと思えば全く変わらず。ここも魅力といえば魅力ですが今回はあまりにも酷い。
W7の時やバギーのようなラッキーヒーローキャラはもういらないです。寒い。
ちゃんと戦って名を上げて欲しい。
嫌な予感がしていましたが最後の演出も寒い。絶対こうなると思った…という感じで冷めました。
魚人編のウソップは凄く好きだったけど今回のは本当にがっかり。
個人的な感情だとわかっていますが、本当に受け付けませんでした。

うーん。ね? 色々言いたいことはあるんだけど、端的に一番目に付いたこれ。

いやねぇ。50巻ほど前に遡った時期で考えれば、ある程度妥当性のある行動と言えるでしょう。そういうキャラだったよ。でもさ。もう違うじゃん? 二年間で成長したんじゃなかったの? 何のための修行だったの?

いや、結果的にはそれが良い結果に導かれる「予定調和」なんだけど、ダメじゃん? それじゃさ。そういうのはとっくに卒業してろよと。それがいわゆる「お涙頂戴」要素になりうるのは、主人公がまだ未熟者だった頃の話でさ。今更それをされても「バカかこいつ?」ぐらいにしか思わない。タイムスリップしたように弱気になって、大した理由もない薄っぺらな逡巡と葛藤を巡らせたうえで、これまた大した描写もなく敗けた挙句に、「偶然」結果が出てる。

ゴミかよと思った。ウソップはかなり良いキャラだったはずなのに、ゴミかよと思った。

悪いところばかりあげつらうはアンフェアなので良いところも。

まず、キュロスの物語は素直に良いと思った。最愛の人に忘れられたまま今生の別れが訪れるという悲劇はグッと来るものがある。あと、意見の分かれる幹部連中ですが、個人的には好きでした。特にピーカのダイナミックな能力は良かったと思う。

ワンピースと言えば誰もが認めるメジャーなコミックに成長した今では、どうしても大衆に受け入れられやすいものにまとめようとする気持ちが生まれるのではないかなと思います。でもそんな心配は全く不要なのですね。読者の熱い想いを軽々と超える、ラストの2ページの持つ描写力と放たれる圧倒的なパワーに心が持って行かれそうになりました。これだから、まだまだ、まだまだワンピースから目を離せません。0

最後の場面で大どんでん返しが用意され、次の発行が待たれます。いつ読んでも楽しくてわくわくが続きます。0

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