The Light Between Oceans: A Novel の感想
参照データ
タイトル | The Light Between Oceans: A Novel |
発売日 | 2012-07-31 |
製作者 | M.L. Stedman |
販売元 | Scribner |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | 洋書 » Special Features » By Authors » Literature & Fiction |
購入者の感想
舞台は第一次世界大戦後の1920年代のオーストラリア。戦地から生きて帰ったTomはオーストラリアの最果ての灯台の管理人の仕事を引き受けます。彼に必要だったのは「静かな生活」しかし、近くの街で出会って結婚した妻との間にできた子供の何度も続く死産の果てに訪れた。奇跡。そして悲劇。
まず、タイトルがいいです。二つの海を見渡す灯台。海を渡る人々を守る光。その光を灯し続けて、人の命を守る人。これは命のお話です。家族のお話です。愛情とは、血のつながりとは、人間のつながりとは何かを問いかけ、荒々しい海の波の音にかきけされそうになりながらも命、人のつながりを静かに語りかける物語。これは読んだあと、このタイトルをきいただけで読んだ内容がざわっと湧き起こるような気がします。うまい。すごく象徴的。
派手さは全くないけど、じんわりくる人間ドラマ。深い。読んだ後に余韻が来ます。まだ波の音が聞こえているよう。
このお話は「この人が悪い」という設定ではなく、「どうしようもない状況」に陥った人間が苦しみ、もがき、明日へと時間をつないで、経ることが描かれています。
最初はオーディオブックで聞こうと思っていたんですが、USアマゾンの書評にどなたかが、「オーディオブックでなく是非読んでこの本をかみしめて味わった欲しい」というような意見を読んで目で読みました。正解でした。
まず、タイトルがいいです。二つの海を見渡す灯台。海を渡る人々を守る光。その光を灯し続けて、人の命を守る人。これは命のお話です。家族のお話です。愛情とは、血のつながりとは、人間のつながりとは何かを問いかけ、荒々しい海の波の音にかきけされそうになりながらも命、人のつながりを静かに語りかける物語。これは読んだあと、このタイトルをきいただけで読んだ内容がざわっと湧き起こるような気がします。うまい。すごく象徴的。
派手さは全くないけど、じんわりくる人間ドラマ。深い。読んだ後に余韻が来ます。まだ波の音が聞こえているよう。
このお話は「この人が悪い」という設定ではなく、「どうしようもない状況」に陥った人間が苦しみ、もがき、明日へと時間をつないで、経ることが描かれています。
最初はオーディオブックで聞こうと思っていたんですが、USアマゾンの書評にどなたかが、「オーディオブックでなく是非読んでこの本をかみしめて味わった欲しい」というような意見を読んで目で読みました。正解でした。