冬芽ハンドブック の感想
参照データ
タイトル | 冬芽ハンドブック |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 広沢 毅 |
販売元 | 文一総合出版 |
JANコード | 9784829911747 |
カテゴリ | ジャンル別 » 科学・テクノロジー » 生物・バイオテクノロジー » 植物学 |
購入者の感想
冬のウォーキングを楽しくしようと購入しました。
冬芽についてはレビュー★5つで絶賛されている「冬芽がわかる落葉樹」(信濃毎日新聞社)を買ったのですが, これは専門的過ぎて私のような入門者には使えませんでした。 何しろ70数ページにわたる細かい検索を経ないと同定できません。 写真も眺めて楽しいというわけでもありません。 写真図鑑とはいえ,1984年初版のままなのでどこか色あせて見えます。
一方,本書は2010年11月初版。 「冬芽がわかる落葉樹」と隔世を感じる仕上がりです。 やはり編集にコンピュータが使える強みでしょう。 冬芽が鮮明に細かく映し出されているだけでなく単に人工的に薄く影を入れただけでも, 図鑑は美しく見やすくなるものだと実感しました。
「冬芽がわかる落葉樹」はある程度専門知識のある人に向かって書かれています。 ですから検索はもちろん個々の冬芽の記述も初心者(特に,感覚的に物を捉える文系人間)には, 辛いものがあります。
一方, 本書は冬芽の写真の「側芽は小さい」とか「細い毛があってもざらつくほどではない」「葉痕。 顔に見立てた場合,怒った顔やとぼけた顔など,表情はいろいろ」等, 説明が「書き込まれて」います。 これが文系人間・初心者にもわかる書き方で抵抗がありません。 冬芽のどこを見たらいいか観察会で実地に教わっているような気持ちになります。
欠点は本書には冬芽の写真しかないこと。 「冬芽がわかる落葉樹」の場合は木や花の写真もあります(ただし樹形がわかる写真はありません)。 ですから, 本書の姉妹書「樹皮ハンドブック」または「樹皮ハンディ図鑑」(長岡書店)も添えると冬の樹木観察に役立つと思います。 (ただしこの2冊も樹形全体がわかる写真はありません)
「冬芽がわかる落葉樹」は400種ほど扱っていますが本書は半分の200種ほど。 でも街中や都市郊外,里山の自然ウォッチャーならこれで十分だと思います。 (厚さも5ミリ程度ですからウォーキングのバックの中に忍ばせても邪魔になりません) 本書で冬芽に興味が募り, 飽き足らなくなったら「冬芽がわかる落葉樹」を購入したらよいでしょう。
冬芽についてはレビュー★5つで絶賛されている「冬芽がわかる落葉樹」(信濃毎日新聞社)を買ったのですが, これは専門的過ぎて私のような入門者には使えませんでした。 何しろ70数ページにわたる細かい検索を経ないと同定できません。 写真も眺めて楽しいというわけでもありません。 写真図鑑とはいえ,1984年初版のままなのでどこか色あせて見えます。
一方,本書は2010年11月初版。 「冬芽がわかる落葉樹」と隔世を感じる仕上がりです。 やはり編集にコンピュータが使える強みでしょう。 冬芽が鮮明に細かく映し出されているだけでなく単に人工的に薄く影を入れただけでも, 図鑑は美しく見やすくなるものだと実感しました。
「冬芽がわかる落葉樹」はある程度専門知識のある人に向かって書かれています。 ですから検索はもちろん個々の冬芽の記述も初心者(特に,感覚的に物を捉える文系人間)には, 辛いものがあります。
一方, 本書は冬芽の写真の「側芽は小さい」とか「細い毛があってもざらつくほどではない」「葉痕。 顔に見立てた場合,怒った顔やとぼけた顔など,表情はいろいろ」等, 説明が「書き込まれて」います。 これが文系人間・初心者にもわかる書き方で抵抗がありません。 冬芽のどこを見たらいいか観察会で実地に教わっているような気持ちになります。
欠点は本書には冬芽の写真しかないこと。 「冬芽がわかる落葉樹」の場合は木や花の写真もあります(ただし樹形がわかる写真はありません)。 ですから, 本書の姉妹書「樹皮ハンドブック」または「樹皮ハンディ図鑑」(長岡書店)も添えると冬の樹木観察に役立つと思います。 (ただしこの2冊も樹形全体がわかる写真はありません)
「冬芽がわかる落葉樹」は400種ほど扱っていますが本書は半分の200種ほど。 でも街中や都市郊外,里山の自然ウォッチャーならこれで十分だと思います。 (厚さも5ミリ程度ですからウォーキングのバックの中に忍ばせても邪魔になりません) 本書で冬芽に興味が募り, 飽き足らなくなったら「冬芽がわかる落葉樹」を購入したらよいでしょう。